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難民殺到のマケドニア国境 混乱続く12月4日 5時23分
中東などから多くの難民や移民がヨーロッパに押し寄せるなか、旧ユーゴスラビアのマケドニアとギリシャの国境では、入国を認められなかった人たちがほかの難民の移動を妨害したり、足止めされた男性が列車の上によじ登り感電して死亡したりと混乱が続いています。
ギリシャに入った難民や移民の移動経路となっているマケドニアは、内戦が続くシリアなど3か国から来た人たち以外の入国を認めない措置を取っていて、国境沿いにフェンスを建設するなど国境管理を強化しています。このため、パキスタンやイランなどから来た大勢の人たちが厳しい寒さのなかで身動きが取れなくなっていて、国境を通過させるよう抗議を続けています。
足止めされた人たちは、入国が認められた難民たちの行く手を塞いだり、抗議の声を上げたモロッコ出身とみられる男性が停車中の列車の上によじ登り、誤って架線に触れて感電して死亡したりと混乱が続いています。
一方、難民の受け入れに否定的なハンガリーのオルバン首相は、EU=ヨーロッパ連合が各国に難民の受け入れを分担させることは認められないとして、3日にEU司法裁判所へ訴えを起こすことを明らかにしました。提訴するのはスロバキアに続いて2か国目で、ヨーロッパ各国は難民の受け入れを巡って足並みの乱れを露呈しています。
足止めされた人たちは、入国が認められた難民たちの行く手を塞いだり、抗議の声を上げたモロッコ出身とみられる男性が停車中の列車の上によじ登り、誤って架線に触れて感電して死亡したりと混乱が続いています。
一方、難民の受け入れに否定的なハンガリーのオルバン首相は、EU=ヨーロッパ連合が各国に難民の受け入れを分担させることは認められないとして、3日にEU司法裁判所へ訴えを起こすことを明らかにしました。提訴するのはスロバキアに続いて2か国目で、ヨーロッパ各国は難民の受け入れを巡って足並みの乱れを露呈しています。