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独議会 ISへの空爆支援を承認 部隊派遣へ
12月4日 21時08分

ドイツの議会は、ドイツ軍の部隊が過激派組織IS=イスラミックステートに対する空爆を支援することを賛成多数で承認し、近く偵察機などが派遣される見通しです。
パリで起きた同時テロ事件を受けて、ドイツ政府は1日、アメリカやフランスなどがイラクやシリアで行っている過激派組織ISに対する空爆を支援するため、ドイツ軍の部隊を現地に派遣する方針を決めました。
ドイツの下院に当たる連邦議会は4日、部隊の派遣を認めるかどうかの審議を行い、採決の結果、賛成445票、反対145票の賛成多数で承認しました。
ドイツ国防省によりますと、ドイツが派遣するのは、偵察機「トルネード」6機と空中給油機、それにフリゲート艦で、空爆の支援のため偵察衛星のデータの提供も行う予定です。派遣する部隊は最大で1200人に上り、
フォンデアライエン国防相は地元メディアに、「ISの勢力拡大を阻止するという目標はすぐには達成できない」と述べ、派遣は長期にわたるという見方を示しました。
フリゲート艦は数日中にシリア沖に向けて出発するほか、偵察機と空中給油機の一部も来週中にトルコに派遣するとしています。
ドイツの公共放送が4日、発表した世論調査では、ドイツ軍がISに対する軍事作戦を支援することについて、賛成が58%、反対が37%となり、軍事作戦の支援に賛成する意見が上回っています。

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