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「災害時だからこそ母乳」、免疫で感染防ぐ- 日本助産師会が実践ガイド案
日本助産師会は、母乳育児を推進するための実践ガイド案をホームページで公開した。東日本大震災の際、衛生面から粉ミルクによる授乳が問題視されたが、「災害時だからこそ基本的には母乳育児が重要」とし、母乳に含まれている免疫で、災害時にまん延しがちな感染症から身を守る重要性を挙げている。同会は10日までガイド案のパブリックコメントを募集している。【新井哉】
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災害時には母親のストレスによって母乳分泌が減り、母乳育児ができなくなるといった考えから、乳幼児用粉ミルクや哺乳びんの備蓄・携帯が勧められている。これに対し、同会は「現実には大きなリスクをはらんでいる」と指摘している。
粉ミルクを与える具体的なリスクとして、▽調乳用品を清潔に洗浄したり、消毒したりすることができない可能性がある▽粉ミルクや安全な水、お湯、哺乳びんなどが常に手に入るとは限らない▽直接乳房から飲ませる回数が減り、母乳の分泌量が減る―といったことを挙げている。
また、母乳の含まれる免疫によって感染症を防ぐことや、母親が十分に食べられなくても、短期間であれば従来と変わらない栄養分を持った母乳が与えられるなどのメリットを提示。出産後1年以上経過しても、母乳には免疫や栄養的価値が十分あることに触れ、「安全な水や食事が手に入るまでの期間、幼児も母乳だけで切り抜けることができる」としている。
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