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今年の四月から七月にかけて起きた拙作が受けた模倣行為(注4)と一連の誹謗中傷の被害についてご説明申し上げます。この件で私・春日依都への誤解が生じており、この場をお借りして事情説明と訂正をしたいと思います。
この文章は望月ユウと春日依都がメールでやりとりをし、一連の騒動の中でお互いに事実誤認があったことを確認した上で作成しております。
また、文章公開後に葛井氏と事実確認を行いました。葛井氏は私への誹謗中傷発言を「Twitter(身内垢)とスカイプ(望月さん同席)とDM(個人間)」と限られた範囲でされました。一部の被害に関しては無関係であるとご説明いただき、一部文章の修正と加筆をいたしました。(2015/12/07追記)
○経緯
四月当初よりツイッターで相互フォロワーである望月ユウさん(以下、望月さん)の作品複数と私の作品(以下、拙作)がなんとなく似ているかも……と感じておりました。六月に「望月さんの作品が春日さんの作品に似ている」との問い合わせがあり、確認したところ設定と文章の類似性を確認いたしました。とてもショックを受けて、望月さんのツイッター垢をブロック(ブロック解除)して距離を置こうと行動を起こしました。
ブロックの件について望月さんからメールがあり、「望月さんの作品の設定が拙作に似ていることを気に病んでおり、適度な距離でおつきあいしたい」と返事をいたしました。その後、望月さんと私のやりとりの話を又聞きした複数の第三者からブロックや誹謗中傷等の行為を受けました。
○模倣行為について
望月さんの「絶望を奇跡と呼びかえて、彼らは愛と謳う」(http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5402546)が「だから、これから、世界からおまえを奪ってやる」(http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5298267)の設定と、「世界はそれを愛とは呼ばないけれど、彼女はそれを愛と知った」(http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5335755)の文章・構成と一部酷似しております。
設定の類似につきましては、元となったプロットが拙作の影響を受けているとご確認頂いております。
文章・構成の類似性につきましては以下となっております。いずれも作中の「レオナルドがミシェーラに当てた手紙の本文」から一部抜粋し比較という形になっております。
望月さん「ハロー、親愛なるミシェーラ。お兄ちゃんは元気です。あ、妊娠されたとお相手さんから電話で聞きました。おめでとう。今度、帰った時に一緒にベビー服でも一緒にみましょう。おじさんになるなんて考えられないけど、少しだけくすぐったくて照れくさいものですね」
拙作「ハロー・ミシェーラ。元気にしていますか? 兄ちゃんは相変わらず元気にしています。先日は、みんなの写真をどうもありがとう。次女の誕生日プレゼント、少し遅れてしまいましたが、この手紙が届く頃には到着していると思います。なかなか会えない叔父さんのことを(中略)親愛なるミシェーラ。兄ちゃんはわりと人生を楽しんでいます」
*手紙の導入部分がミシェーラの子どもについての話題である点、また「親愛なるミシェーラ」が一致
望月さん「今、呆れて君は手紙を封筒に折りたたもうとしていると思いますが待ってください。手紙を仕舞うのもやめてください。事実です。兄ちゃん泣きそうです。」
拙作「こんなことを言えば、お兄ちゃん子なミシェーラは顔を真っ赤にして怒るのでしょう。この文章を読みながらいまにでも手紙を引き裂こうとしているのでしょう。もう少しだけ、それは待ってください。(中略)まだ、手紙を引き裂かないでください。燃やさないでください。大事な話があります。君にだけは伝えておきたいことです。どうか、あと少しだけ、読み終えたら引き裂いて燃やしてくれて構わないのでどうか。」(注1)
*上記の「手紙を処分する」くだりに関しての表現、及び、文章の展開
「絶望を奇跡と呼びかえて、彼らは愛と謳う」はH氏の作成されたプロットをもとに望月さんが執筆されています。H氏から拙作「だから、これから、世界からおまえを奪ってやる」の影響を受けて、プロットを立てたとの告白と謝罪をいただいております(詳細は後述のため割愛)。
○一連の誹謗中傷につきまして 1
経緯は以下の通りです。私が望月さんをブロックし、問い合わせへの返事をして以降の話です。
望月さんが私からの返事を数名に相談する→相談を受けた内の一人がツイッターやスカイプで私への誹謗中傷発言をする→本件の話を聞いた第三者から私への誹謗中傷が行われる
※葛井氏の発言と第三者の誹謗中傷の因果関係は不明瞭であり、葛井氏が率先して扇動したものではありません
まず、「プロット作成が第三者」であることを知らなかったため、望月さんへわかりやすい「設定の類似性」をブロックの理由としてご説明いたしました。そのため、誹謗中傷がなされた当時は「(春日は)他者のプロットで執筆した作品の設定が似ているからブロックした」という誤解があったことを注記いたします。
望月さんが上記の誤解あるブロック理由を葛井氏に話しました。そして、葛井氏は本件に関して感情的な発言をされました。同時期に本件のトラブルの話が拡散され、一連の誹謗中傷が起きました。
この誤解は周囲の反応に疑問を感じたH氏が私にメールをくださり、スカイプでお話させていただいた中で判明しました。また、前述したプロットの件もこのお話の中で明らかになりました。そのときに、H氏からお申し出にいただき上記の誤解をされている方へ説明することを許可いたしました。
○一連の誹謗中傷につきまして 2
望月さんと話し合った結果、以下のことが明らかになりました。
・望月さんは私からブロックされたことを数名に相談していた
・望月さんは私からの返事を数名(内一名は葛井氏)に相談し、他言無用をお願いした
・葛井氏はツイッター等で私への誹謗中傷を行った
・誤解が明らかになるまで望月さんは葛井氏の誹謗中傷に容認的な時期があった
・同時期に私への誹謗中傷を行った第三者が複数出てきた
以下、望月さんからご説明いただいた「誹謗中傷に関してのご対応」となります
・H氏から誤解の訂正を受けた望月さんはこの件に関して葛井氏へDMを送り謝罪した
・望月さんと葛井氏の間に距離ができて話をすることができない状況になっていた
・誹謗中傷に関して一部は望月さんの手を離れた範囲でなされていた
・望月さんは私へ謝罪連絡を考えたが、送らなかった(注2)
なお、H氏から誤解の訂正を受けた葛井氏からメールを頂き、誹謗中傷への謝罪を頂いております。私からは葛井氏が関与した範囲での誤解の訂正をできる限りでお願いさせていただきました。文章公開後に改めて本件に関する葛井氏の発言に関する謝罪を頂きました。
○総括
以上が本件に関するご説明となります。この度は私の浅慮から事態を大きくしお騒がせしましたことをお詫び申し上げます。本件につきまして誤解や誤った認識があると見聞きし、訂正したくこの文章を書かせていただきました。
私の弁明と事態の説明が公開の目的であり、関係各位を非難する意図はございません。また、望月さんは本件について真摯に向き合ってご対応くださいましたことをご報告させていただきます。
この件に関するお問い合わせは春日依都までお願いいたします。此処まで読んでくださりありがとうございました。
○追記
文章公開後に葛井さんとメールにて事実確認を行いました。葛井さんの誹謗中傷は個人でされたものであるとのご説明を頂きました。葛井さんに内容をご確認いただいた上で葛井さんに関する箇所を修正いたしました。この修正は春日個人で行ったものであり、望月さんは関与されていません。
(追記 2015/12/07)
文責 春日依都
(注1)レオナルドが点字プリンターで出力して送った手紙をミシェーラが一人で読んでいる設定のため「引き裂く」などの表現がございます(WEB掲載分では記載無、同人誌収録分より記載有)
(注2)H氏から私が「体調を著しく悪化しており、望月さんからの接触はしない方が良い」件をご説明いただいたため控えたとのお話です。心身の都合上、望月さんからコンタクトがあっても対応が困難な状態にありました。
(注3)本件は望月さんと私が事実確認をした上でまとめた文章です。情報収集に限界があり誹謗中傷に関連した第三者の動向をすべて把握しきれておりません。誹謗中傷に関しては、証言いただいたことや謝罪メール、望月・春日両者の認識している事実に準拠してまとめております。
(注4)望月さんへのメールにて「似ていると感じた箇所」としてこの報告に掲載した箇所を引用しました。望月さんからプロットと上記箇所について「結果論として、私の綴ったお話が春日様が悩んで産み出したお話と酷似していた」(原文ママ)とご回答頂いたため、「模倣行為」という表現を使っております。
2015/12/04/21:00(2015/12/07 13:21 一部改訂)
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