カワキドのブログ

ホンダのCB-1とカムギアトレーンを愛するブログです。


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最近Twitterで話題になる事が多いのでちょいと書いてみる。
まぁ、今に始まった事ではない「排気量論争」ってやつです。



中免小僧で400乗りの私は「免許取って大型乗ればいいじゃん」と、それはもう何百回も言われました。
それは当然の事で、若くて金を自由に使えるのに400に拘っているのはなかなか理解し難いものがあるでしょう。
ちゃんと計算した事はありませんが、今までにCB-1に掛けたお金は4年前にバイク屋に払った25万円を越えているはずであり、そこまでして乗るほど希少価値があるバイクでは無い。


私の身近なバイク仲間は40代の人が多く、みんな大型。当然の如く「お前も大型乗れ」と言われる。
会社でバイクに乗っていない人からも同じことを言われる。
バイクに詳しくない人からすれば大型の方が「なんかすごい。面白い。好きな人は大きいバイクに乗る。」という認識があるのでしょう。
私もバイクに興味が無い頃はなんとなくそんな事を思っていました。
バイク好きでNSR250Rに乗っている友人に対して「250かぁ。もっと大きいバイク乗らないのかな。」なんて。



私がCB-1に乗り続ける理由に排気量は関係なく、単純に好きだから。
自分の美学として、1台のバイクに乗り続ける事は難しく、だからこそ乗り続ける事が"カッコいい"と思っている。
CB-1は私のファーストバイクであり、まだ4年弱という短い期間しか乗っていないが、走行距離は74000kmと一般的なバイクに比べれば走っている方になる。
「大型乗れ」と言ってくるバイク仲間も、走行距離を見ると「めっちゃ走ってるな。車かよ!」と少し口調が変わる。
27年前のバイクを上手く維持しながら乗っているというのは私にとってちょっとした誇りである。
とは言っても、別に自分がすごいわけではない。
もっと古いバイクをもっと長い距離乗り続けている人はごまんといるし、壊れないバイクがすごいだけ。
つーか、バイクが趣味の乗り物である故に走行距離が伸びないうちに売り払われるものが多いだけで、よほど持病が無い限り大概のバイクは10万kmくらい普通に走る。




さて、ここからが本題。
今年のゴールデンウィークにマジモンの"大型はいいぞおじさん"に絡まれました。
名も知らんオッサンに高速のサービスエリアで俺のCB-1を馬鹿にされた。
「うっせーよ余計なお世話だよ」と思いながらその場をやりすごした。
そのオッサンが乗ってる大型バイクは結構興味のある1台だったから非常にがっかりした。乗りたくねぇとすら思ってしまった。
そのオッサンはあんまりバイクに詳しくない人のようだった。
いきなり俺のバイクの排気量を聞くや否や「次は大型だな!」と言い放った。
わかる人にはわかるはずだぜ?俺のCB-1は普通のCB-1とは一味違う。愛が無ければこんな状態になってない。コイツは通過点じゃないのよ。
自分で大型免許を取ってみて思いましたが、大型に乗ってる事なんてすごくもなんでもない。
免許は金で買う時代。取り回しもおぼつかない人ですらなんだかんだ卒検に受かる。わりーがその状態で公道出たら人様に多大な迷惑をかけるぜ。教習所に金を納めれば免許なんて手に入るのが現実だ。
「俺は限定解除の時代に取ったぜ」なんて言われてもそんな大昔の事平成生まれの俺らが知ったこっちゃねー。今は金で買えるんだよ。
んなドヤ顔で話されても「金持ってんのねオッサン」というのが感想である。


私のような中免小僧は大型乗りから馬鹿にされる経験が一度はあるので、大型乗りに敵対心を抱くのも無理は無い。
でも、私はこれで大型乗りに対するイメージが悪くなる事はない。あのオッサンに嫌悪感を抱いただけの話。
中免小僧が「大型なんて無駄!偉そうにしてるけど乗りこなせてるの?」なんて言ってるのもよく見かけるが、それもまた違うんじゃねーの?と思う。


何が言いたいかというと、どっちも悪いとこばっか見過ぎなのよ。
別にいいじゃねーか乗りこなせなくたって。金で免許を買って取り回しのおぼつかない人は論外だが、性能を使いきるという意味で乗りこなせる人なんてほとんどいねーよ。250どころか、50ですらな。
中型でヒイヒィ言いながら高速走って悪いか?頑張ってる感あってこれはこれで楽しいぜ?

バイクって楽しいもんじゃないのか?悪いとこなんていちいち突っ付き合わなくていいじゃん。良いとこだけ褒めあってれば楽しいじゃん。
なんか、大型乗りが中免小僧を馬鹿にするのも、中免小僧が大型乗りを敵対視するのも、誰も得してない気がしてすげー嫌なんだよね。


私はクソミーハーなバイク乗りなので、興味の無いバイクはあっても嫌いなバイクはごく一部を除いてありません。
そのごく一部に関しても、乗り手の前で悪く言ったりしません。
その人にはかけがえのない一台だからね。
ごく一部の嫌いなバイクも、そのバイクを作ったメーカーの姿勢が気に入らないだけでバイクそのものを批判する気など更々無い。
ミーハーな俺は詳しくないけど色んなジャンルのバイクがカッコイイ!面白そう!と思う。
スクーターってよくわからんけどギヤ車と違う弄り方があって面白そう。単気筒のバイク欲しい。モタードちょっとだけ乗らせてもらったけど街乗り楽しすぎ。リッターの加速ってどんななん?ホムセン箱積んだキャンプ仕様のハーレーカッコよすぎだろ。
詳しくないけど、良い部分探すと楽しいよ。


「原一に始まり原一に終わる」とか「玄人は250に辿り着く」とか格言みたいなのもありますけど
しゃらくせぇよ!
どの排気量もみんなおもしれーよ!どれが最強とかそんなんねーよ!
バイクの楽しさに排気量は関係ないってのは「小さいバイクに乗ってる俺わかってます」とかそんなんじゃなくて、排気量に関係なく良い部分を見つけられる事なんじゃないかと思う。



私は400という全てにおいて中途半端な排気量で乗り出しました。
自分の乗り方では良い選択だったなと思います。
走りを楽しむ事も、キャンプツーリングに行く事も、高速道路で長距離移動するのも、下道で28時間走り続けるのも、400という中途半端なバイクだからこそできたんじゃないかと。
これでもし400よりも小排気量、もしくは大排気量に乗ってみたら、また色んな楽しさを味わう事ができるだろう。
バイクも楽しさはどんなに時間があっても遊びつくせないだろうね!


そういや8月にホンダコレクションホールのテスト走行を見にもてぎに行った時、学生は夏休み中みたいで私よりも若い高校生らしき子もたくさん来ていた。
TZR50やNS-1に乗った男の子3人組を見かけたんだけど、すげー楽しそうだったなぁ。
みんな思い思いに弄っているみたいで、どこから来たのかはわからないけど仲良し3人で夏の冒険といった感覚だったのだろうか?
帰り際に天気が悪くなってきて「やべーよ雨降ってきた!」「早く帰ろうぜ!」「ちょっと待ってカッパ着させて!」なんて駐輪場でワイワイやってた。
1人で来ていた私は、彼らがひたすらに羨ましかった。
20歳で400で乗り出した私は楽をし過ぎていた。お金は無いしスピードも出ない・・・と言ったら彼らに失礼ですが、若者だけが持つエネルギーと時間を存分に使って楽しんでいる彼らがとても輝いて見えました。
自分はどうだろうか?もっともっと楽しめるんじゃないか?彼らに負けないくらいバイクを楽しまなくちゃいけねーな!
昔に比べて見るものに新鮮さが無くなり、働き始めてお金も自由に使えるようになり楽を覚え、がむしゃらさが無くなってしまった気がする。
3年前、バイクに乗り始めて3ヶ月で勢いまかせに旅立った初の北海道ツーリング、野宿なんてしたこと無かったのに「なんとかなるだろ!」の精神でホムセンで買った安物のテントと寝袋、そして災害用の手回し懐中電灯だけで16日間旅したあの夏は、もてぎで見た3人組に負けないくらい活き活きとして輝いていたであろう。


CB-1を降りて次のバイクを選ぶ時が来たとして、自分がどんな排気量を選ぶか想像できない。
免許は取ったから何でも乗れる。
大型だったらずっと憧れているあのリッターバイク、実用性を求めて600クラス、250以下も十分にありえる。また400を買うかもしれない。
色んな排気量、色んなジャンルの良い所を見ていたら1台には絞れない。
楽しい悩みだ。


色々書いてみましたが、こういう考えになるまで長い時間が掛かりました。
昔の自分は悪いところばかり見たり、何かと否定したりする時期があったはずです。
浅はかな過去の自分の懺悔の意味も含めて、酒に酔っぱらいながら書き散らしてみました。
最初の方何書いたか覚えてねーや。突っ込みどころ満載だったらゴメンナサイ。
バイクが楽しいものであって欲しいって事なんだ。

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珍しく祝日に仕事が休みだったので中学の同級生とツーリングに行ってきました。
なかなか休みが合いませんから。


行先は長野県のビーナスライン。
3年前に行ったと同様、翌日から冬季閉鎖が始まります。



今回は高速ツーリング。
久々に高速走りましたが道考えなくていいから楽。
連れのバイクはCBR600RR(PC37)です。


昼頃に霧ヶ峰の駐車場に到着。
紅葉が無ければスキーシーズンでも無いので閑散としていました。
バイクは私達以外にも数台。


美ヶ原高原駐車場に到着。
美術館は1週間前に閉鎖されたので特に見るものはない。


記念撮影。
見知らぬカップルに写真撮ってもらったんですけど、お似合いすぎてひたすら羨ましかった。
俺も野郎じゃなく女の子とこういうところ来てみたい・・・


帰りも高速でさっと帰ってきました。


走行距離は650kmくらい?
天気は悪かったけど3年前に行った時に比べれば走りやすかったです。

あの時は既に雪ありましたからねぇ・・・



連れのCBR、高速でその性能差を思い知らされる・・・
やっぱ高速がデカい方がいいんだよな。
ワインディングでもやはり高速コーナーは速い。
ま、俺の手作りバイクが速いはずもないんだが・・・
小回り利くから低速コーナーの登りだけはこっちの方が速かったけどね。



今年の遠出はこれがラストでしょうね。
近場はまだ乗りますが。
2015年の走行距離は13000km行かないくらいになる見通し。
CB-1、今年もお疲れ様!

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本日、大型二輪の卒業検定に合格しました。

免許は金で買う時代。85000円也。
6月に通い始めて8月には見極めと卒検を残すのところまで来たんですけど、盆にCB-1を整備したり、その後はツーリング・行楽シーズンでサボりまくり、今週になって3ヶ月ぶりに教習所に行って無事卒業しました。

中免取った時もそうなんですけど、教習所ってほとんど楽しい思い出が無いですねぇ・・・
私みたいな若造が行くと基本的に上から目線で話されますし、教官は横柄な人が多い印象です。
時よ早く過ぎ去れと思いながら教習を受けていました。


教習車のNC750は結構楽しめました。
私は普段からバイクに乗っていて体格もしっかりしているのでNC750を操作する事自体に何も苦労する事はありませんでした。
教官は中免やリターンで大型を取る人なんかに付っきりで私は放置される時間が多く、割と好き勝手に走らせてもらえました。
無駄に1速で引っ張ってみたり、トルクモリモリのNCなら2速でもクランク通れるんじゃね?と試してみたり(笑)
一応、エンストギリギリでしたがクラッチ使わずに2速でクランク通過できました。
10km/h切っても全然2速で走れちゃうもんだから、かつての教習車のCB750よりも今の方が教習は楽かもしれませんね。


いつもCB-1で教習所に通ってたんですけど、教習終わってCB-1で帰るのがとにかく楽しい!
跨った瞬間にNCとのポジションの違いを感じます。
比較的楽なポジションのCB-1が「ハンドル低い!ステップ高ぇ!」とまるでスーパースポーツに跨ったかのような錯覚に陥ります。
そして、やっぱり回るエンジンはいい。
教習中の鬱憤を晴らすかのように、いつも最初の加速は引っ張り気味でした。


さて、あとは免許センターに行って書き換えすれば晴れて中免小僧卒業なんですが、更新時期の関係でしばらく書き換えにはいきません。
卒業証書は検定合格から1年間有効なので、次の誕生日が過ぎたら書き換えに行ってきます。
どうせ今すぐ書き換えたところで乗るバイクも無いし。SRX-6のレストアが終わってからで十分です。
ちなみに、私の家の前の道路はご近所さん達と共有の"私有地"なので、そこでSRX-6を試乗するのに免許もヘルメットも必要ありません。


それと、前から言っている通りCB-1は降りません。
乗り換えは10万km越えてから考える。
ま、大きいのに乗り換えるのは簡単よ。中古くらいならポンと買う金もあるし。
でも、まだまだCB-1でやらなくちゃいけない事がたくさんあるのです。
CB-1は通過点ではない。何と言われようと、今乗らなくちゃいけいないバイクだ。

現在73000km。このペースなら2年後には10万kmに到達するだろう。
その先はわからない。俺の腕じゃ維持できないかもしれない。
20万km、30万kmだって走れる造りのバイクなのに、そこまで走らせてやる事のできない自分が情けない。
走るほどに近づいているこのバイクとの別れの時を想像すると、走るペース落とそうか?と思ってしまうほど切なくなる。

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