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 未明の歌舞伎町で11月、暴力団幹部らが乱闘騒ぎを起こした。2人の小競り合いは大規模なけんかに発展し、現場には組員ら40~50人が集まった。警視庁は、指定暴力団松葉会系組長、同住吉会系組長ら計4人を暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕し、8日発表した。

 逮捕されたのは、松葉会系組長の長谷川貴久容疑者(41)と同組員(45)、住吉会系組長の大沢康博容疑者(53)と同組幹部(48)の男4人。新宿署によると4人は11月20日午前3時半ごろ、新宿区歌舞伎町2丁目の路上で、殴る蹴るのけんかをした疑いがある。

 住吉会系組幹部がタクシーに乗り込んだ際、ドアに指が挟まったと運転手と口論になり、たまたま様子を見ていた長谷川容疑者が「かたぎとやってんじゃないよ」と非難し、けんかが始まったという。この後、近くにいた同じ組の仲間がそれぞれ呼び出され、暴力団関係者ら40~50人が集まって乱闘になった。警察官も100人近く現場に駆けつけ、騒ぎは15分ほどで収まったという。(小川崇)