【動画】茨城大学の研究機関がベトナムの海岸浸食を現地調査した=橋本弦撮影、茨城大学提供
[PR]

 廃虚となった教会のすぐそばまで、波が打ち寄せる。その横から小舟が漁にこぎ出ていた。ベトナム北部のハイハウ海岸。教会の周辺はかつて、農園や緑が豊かな集落の中心だったが、海に沈んだ。「15年前と比べて300メートルは海岸線が迫ってきた」と住民はいう。地球温暖化に伴う海面上昇などの影響で進む海岸浸食。人々の暮らしも脅かされている。