トップページ社会ニュース一覧もんじゅ 設置許可の取り消し求め提訴へ
ニュース詳細

もんじゅ 設置許可の取り消し求め提訴へ
12月8日 17時42分

もんじゅ 設置許可の取り消し求め提訴へ
k10010334101_201512081818_201512081819.mp4
福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」を巡り、地元の住民などが、原子力規制委員会に対して原子炉の設置許可を取り消すよう求める訴えを東京地方裁判所に起こすことになりました。
これは、住民と弁護団が東京・霞が関で会見を開いて明らかにしたものです。
高速増殖炉「もんじゅ」は、大量の点検漏れが見つかるなど、安全管理上の問題が後を絶たず、先月、原子力規制委員会が運営主体の日本原子力研究開発機構には安全に運転する資質がないなどとして、文部科学大臣に対し、おおむね半年をめどに新たな運営主体を示すよう勧告しています。
これを受けて、地元の住民など数十人が「原子力機構には原子炉の設置許可を受けるのに必要な能力がないことは明らかだ」として、原子力規制委員会に対して、許可を取り消すよう求める訴えを今月25日に起こすということです。
原告になる福井県坂井市の宮下正一さんは「問題が相次いでいる組織に運転させたら、私たちの命や暮らしは大変なことになる。なんとしても廃炉にしたい」と話していました。
もんじゅを巡っては、昭和60年に周辺の住民が設置許可の無効を求める裁判を起こし、2審で訴えが認められましたが、その後、最高裁判所が訴えを退けています。
新たに起こされる訴えについて、原子力規制委員会は「訴状を受け取っていないためコメントできない」としています。

関連ニュース

k10010334101000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ