中央日報 latest news
【社説】1兆ドル崩れた「貿易の日」…輸出が容易だったことあったか=韓国
2015年12月08日15時46分[ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版]
第52回「貿易の日」記念式典が昨日開かれた。朴槿恵(パク・クネ)大統領が就任後3年連続で参加して輸出の担い手たちを激励し、1328社が「輸出塔」を受賞した。輸出額の順位は史上初めて世界第6位へとワンランク上がった。だが祭典であるべき記念式典の雰囲気は、全く明るいものではなかった。貿易1兆ドル突破を記念して制定した「貿易の日」であるにもかかわらず、今年1兆ドルが4年ぶりに崩れることが確実視されるためだ。今年1~11月の輸出が前年同期より7.4%、輸入は16.6%減少した。成長を牽引してきた輸出がむしろ成長の困難に陥っている姿だ。
今年の輸出不振は韓国だけの問題ではない。中国・インドなどの主要国は二桁減少傾向だ。世界経済の回復遅延に原油価格下落の衝撃まで重なったためだ。来年も輸出が減らなければ幸いだというのが展望機関の予測だ。対外条件からして楽観的ではない。米国の金利引き上げ、中国の景気鈍化に低原油価格によって主な輸出相手である新興国市場がさらに停滞する可能性が高い。構造的・長期的な輸出不振が懸念されている。
輸出が振るわないと内需に活路を模索すべきだという主張が頭を上げる。だが韓国にとって輸出は依然として最大の成長動力であり雇用の源泉だ。看板の輸出大企業が生き返らなくては経済回復も約束しがたい。そうした点で通貨危機と金融危機が外国為替・金融の衝撃だったとすれば、今の危機はファンダメンタルの危機だ。日本や中国など競争国に技術も価格も押されるほどに脆弱な産業競争力に対する根本的な疑問がまさに危機の本質だ。累積してきた高コスト構造の中で未来の主力事業を作ろうとする努力を疎かにしてきた代償がブーメランのように輸出不振として戻ってきたのだ。
貿易大国の隊列に上るまで今よりもはるかに困難だったことが数え切れないほど多かった。そのたびに貿易人が世界を駆けずり回って市場を発掘し、より良い商品を出して正面突破してきたのが韓国の50年の輸出の歴史だ。朴大統領の注文のように、創意と革新で再武装して4大改革を急ぐことは言うまでもない。韓国輸出は難しいほどに強くなるだろう。
今年の輸出不振は韓国だけの問題ではない。中国・インドなどの主要国は二桁減少傾向だ。世界経済の回復遅延に原油価格下落の衝撃まで重なったためだ。来年も輸出が減らなければ幸いだというのが展望機関の予測だ。対外条件からして楽観的ではない。米国の金利引き上げ、中国の景気鈍化に低原油価格によって主な輸出相手である新興国市場がさらに停滞する可能性が高い。構造的・長期的な輸出不振が懸念されている。
輸出が振るわないと内需に活路を模索すべきだという主張が頭を上げる。だが韓国にとって輸出は依然として最大の成長動力であり雇用の源泉だ。看板の輸出大企業が生き返らなくては経済回復も約束しがたい。そうした点で通貨危機と金融危機が外国為替・金融の衝撃だったとすれば、今の危機はファンダメンタルの危機だ。日本や中国など競争国に技術も価格も押されるほどに脆弱な産業競争力に対する根本的な疑問がまさに危機の本質だ。累積してきた高コスト構造の中で未来の主力事業を作ろうとする努力を疎かにしてきた代償がブーメランのように輸出不振として戻ってきたのだ。
貿易大国の隊列に上るまで今よりもはるかに困難だったことが数え切れないほど多かった。そのたびに貿易人が世界を駆けずり回って市場を発掘し、より良い商品を出して正面突破してきたのが韓国の50年の輸出の歴史だ。朴大統領の注文のように、創意と革新で再武装して4大改革を急ぐことは言うまでもない。韓国輸出は難しいほどに強くなるだろう。