*原作はなんと漫画だった!!*
.
.実は和田たつみさんが描かれた同名のマンガがもとになっているのだが、
このマンガも「原案」はカプコンで、どうやら最初から
ゲーム化が決まっていたようだ。
マンガを読んでまず驚かされるのが、グランドマスターを始め、
飛竜以外のゲームのキャラクターは1人も出てこないのである。
強いて挙げれば、同じ「影踏み弾」という、同じ自動追尾マシンガンが登場する程度か。
さらにその飛竜も、ゲームのイメージとはかなり異なる。
口数も多く、いわゆる「熱い男」であり、感情的になることもしばしば。
そしてその時の強さは、まさに鬼神のごとく!
個人的には原作の飛竜のほうが好きだ。
さて気になるストーリーだが、飛竜の親友である特A級ストライカー、
カインが敵に捕らえられてしまう事から始まる。
それを聞いたストライダーズの副長、マティック。
実はマティックは敵と秘密裏に協力しあっており、
相手との関係を保つため、カインの救出はせず、相手方に任せてしまうことにした。
しかし同時に、表向きでは
「任務を失敗したカインに死を与える」 ということで、
マティックは引退した飛竜を脅し、彼をカイン暗殺の任につけるのである。
(かえって関係が悪くならないか・・? しかもこのせいで・・・)
飛竜はカイン暗殺のためロシアに乗り込んだが、そこで
A級ストライカーであり、カインの恋人でもあるシーナと再会。
もちろんシーナは、飛竜がカインを殺しにきたことなど知らない。
飛竜はシーナに事をうち明けられず、
とりあえずカインを敵の手から奪い返すことには成功する。
昏睡状態のまま眠り続けていたカイン・・・ところがカインは
目覚めるやいなや、何故か突然2人に襲いかかってきたのである!
そのカインによりシーナが殺され、怒る飛竜。
だが直後、カインはマインドコントロール装置により操られていた事が発覚。
飛竜の姉も実はその装置のせいで発狂したのだと、このとき飛竜は確信した。
マインドコントロール装置を開発した巨大企業は、この装置を世界中の人間に取り付け、
なんと全人類をコントロールをする気でいるのだ。
そしてその企業に手をかしているのは、同じストライダーであるマティック。
飛竜とカインはその野望を叩きつぶす為、たった2人で
企業、ストライダーズ双方に戦いを挑む・・・・
−− −− −− −− −− −− −− −− −− −− −−
このようなストーリーだが、いかがだろうか。全223ページ、
一巻で完結となっているが、とても上手くまとめられていて、ボリュームは十分。
迫力ある戦闘シーンは勿論のこと、カインの軽快な喋りも楽しく、
読んでいて面白いぞ。 漫画オリジナルの、いろんなキャラが登場するが、
アマゾネスが出てこないのがちょっと残念かも・・・。(苦笑
-BACK-