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11月の倒産件数 8か月ぶり増加12月8日 17時01分
先月倒産した企業の数は、円安による輸入コストの上昇で収益が悪化したことなどから8か月ぶりに増加したことが、信用調査会社の調べで分かりました。
民間の信用調査会社、帝国データバンクによりますと、1000万円以上の負債を抱えて先月倒産した企業の数は689件で、去年の同じ月と比べて2.7%増え、8か月ぶりに増加しました。
これは、円安による輸入コストや原材料価格の上昇を受けて、衣料品や繊維の製造業者や卸売り業者、それに消費の伸び悩みや大手との競争激化で、小売業などの収益が悪化したためです。
信用調査会社では「倒産件数は依然低い水準にとどまっている。しかし、今後アメリカが利上げに踏み切り、その影響で円安が一段と進むようなことになれば、コスト負担がさらに増して、中小企業の倒産につながっていくことに注意が必要だ」と話しています。
これは、円安による輸入コストや原材料価格の上昇を受けて、衣料品や繊維の製造業者や卸売り業者、それに消費の伸び悩みや大手との競争激化で、小売業などの収益が悪化したためです。
信用調査会社では「倒産件数は依然低い水準にとどまっている。しかし、今後アメリカが利上げに踏み切り、その影響で円安が一段と進むようなことになれば、コスト負担がさらに増して、中小企業の倒産につながっていくことに注意が必要だ」と話しています。