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インド南部で記録的大雨 救援活動本格化
12月3日 23時57分

インド南部で記録的大雨 救援活動本格化
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記録的な大雨に見舞われたインド南部のチェンナイでは、川が氾濫して広い範囲が水につかり、軍が部隊を派遣して建物に取り残された人たちに空から食料を投下するなど救援活動が本格化しています。
インド南部では先月から断続的に激しい雨が降り、およそ100年ぶりの記録的な大雨となっています。タミルナド州の州都チェンナイでは2日、市内を流れる川が氾濫して広い範囲が水につかり、市街地では今も多くの人が建物に取り残され孤立した状態が続いています。このため軍などの部隊が派遣され、ヘリコプターから食料を投下するなど救援活動を本格化させています。
インド内務省によりますと、先月からの大雨によってタミルナド州とその周辺で合わせて330人が死亡したということで、3日、現地入りしたモディ首相は空から被害の状況を視察し、救援活動をさらに強化する考えを示しました。
インドの気象当局によりますと、このあと数日は激しい雨が続くおそれがあり、チェンナイの国際空港は滑走路や駐機場が冠水したため、6日までの閉鎖が決まっています。交通や通信、電力の供給も至る所で寸断され、市民生活や企業活動に大きな影響が出ています。

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