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フランス 非常事態宣言下でモスクを閉鎖
12月3日 6時13分

先月起きた同時テロ事件を受けて、非常事態宣言を出しているフランス政府は、イスラム教の指導者を名乗って演説などの違法な活動を行っていたとして、イスラム教の礼拝所・モスクを閉鎖する異例の措置を取ったことを明らかにしました。
先月13日に、パリとその近郊で起きた同時テロ事件を受けて、フランス政府はテロに関わっている疑いのある人物の行動を制限したり捜索をしやすくしたりするため、非常事態宣言を出し、期間を延長しています。
こうしたなか、フランスのカズヌーブ内相は、2日、記者会見で、イスラム教の指導者を名乗って演説などの違法な活動を行っていたとして、パリ近郊の2つの町や中部リヨンにあるモスク合わせて3か所を閉鎖したことを明らかにしました。このうち、パリ近郊の町ラニ-・シュル・マルヌのモスクでは、現地時間の2日朝、捜索を行い、拳銃のほか、ジハード・聖戦に関する書類や、コンピューターのハードディスクなどを押収したとしています。カズヌーブ内相は、「過激化を防ぐためにモスクを閉鎖したことは今までにない」と述べ、異例の措置であることを強調しました。
また、現在、パリで開かれている国連の会議、COP21への妨害などに断固とした対応を取る姿勢を改めて示すとともに、先月の同時テロ事件以降、警察が全土で2000件以上の捜索を行い、230人余りを拘束したことを明らかにしました。

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