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ロシアの動向についてNATO外相会議12月3日 6時09分
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NATO=北大西洋条約機構の外相会議が終わり、トルコ軍が、ロシア軍機を撃墜した事件を受けて事態が緊迫化しないよう互いの軍事活動の透明性を高める必要があるとの見解で一致しました。
ベルギーのブリュッセルで2日間の日程で行われていたNATOの外相会議では、加盟国であるトルコの軍が先週、シリアとの国境付近で領空を侵犯したとしてロシア軍の爆撃機を撃墜した事件や、最近のロシアの動向について話し合われました。
2日、会議終了後の会見でストルテンベルグ事務総長は「ロシアの軍事活動は不透明性を増しており、この問題をただちに解消する必要性は先週の撃墜事件で一層明白になった」と述べ、事態が緊迫化しないよう軍レベルの情報交換の強化など相互の軍事活動の透明性を高める必要があるとの見解で各国が一致したことを明らかにしました。そのうえで、去年のロシアによるクリミア併合以来、停滞していたNATOとロシアの政治レベル対話の再開に前向きな姿勢を示しました。
一方、NATOは今回の会議で旧ユーゴスラビアのモンテネグロの新規加盟を承認し、各国で批准されれば29か国目の加盟国になります。
ロシアはこれまでNATOの拡大に反対する姿勢を取ってきましたがストルテンベルグ事務総長は「安全保障政策は各国の主権であり、他国はいかなる干渉もできない」と述べ、ロシアの批判を一蹴しました。
2日、会議終了後の会見でストルテンベルグ事務総長は「ロシアの軍事活動は不透明性を増しており、この問題をただちに解消する必要性は先週の撃墜事件で一層明白になった」と述べ、事態が緊迫化しないよう軍レベルの情報交換の強化など相互の軍事活動の透明性を高める必要があるとの見解で各国が一致したことを明らかにしました。そのうえで、去年のロシアによるクリミア併合以来、停滞していたNATOとロシアの政治レベル対話の再開に前向きな姿勢を示しました。
一方、NATOは今回の会議で旧ユーゴスラビアのモンテネグロの新規加盟を承認し、各国で批准されれば29か国目の加盟国になります。
ロシアはこれまでNATOの拡大に反対する姿勢を取ってきましたがストルテンベルグ事務総長は「安全保障政策は各国の主権であり、他国はいかなる干渉もできない」と述べ、ロシアの批判を一蹴しました。
NATOの拡大 ロシアは反発
NATO=北大西洋条約機構への、旧ユーゴスラビアのモンテネグロの加盟が正式に決まったことについて、ロシア大統領府の報道官は、2日ロシアのメディアを通じて対抗措置を取る考えを示しました。
この中でペスコフ報道官は「ロシアの方向へのNATOの拡大は、安全保障の分野でこれに対抗する行動を招くことになる」と述べ、ロシアがNATO加盟国との国境近くで、軍備増強などの措置に出るのでないかとみられています。
この中でペスコフ報道官は「ロシアの方向へのNATOの拡大は、安全保障の分野でこれに対抗する行動を招くことになる」と述べ、ロシアがNATO加盟国との国境近くで、軍備増強などの措置に出るのでないかとみられています。