安倍晋三首相は16日午前、エジプト、ヨルダン、イスラエル、パレスチナを訪れるため、政府専用機で羽田空港を出発した。空港内で記者団に、パリでの仏週刊紙銃撃事件に関して「イスラム社会と過激主義は全く別のものだ。日本は中東と共に寛容な共生社会をつくっていく。そうしたメッセージを世界に向けて発信していきたい」と語った。
商社やゼネコンなど約40社の企業や団体の幹部も同行し、商機につなげる。首相は「トップセールスで大きな潜在力を秘めた中東の活力を取り込み、日本の成長につなげていきたい」と述べた。
首相の海外訪問は昨年12月の第3次安倍政権の発足後初めて。21日に帰国する。
安倍晋三