2015.12.7 23:38

名古屋駅近くの歩道、4メートル四方にわたって陥没

名古屋駅近くの歩道、4メートル四方にわたって陥没

陥没した歩道=7日午後10時51分、名古屋市中村区

陥没した歩道=7日午後10時51分、名古屋市中村区【拡大】

 7日午後7時55分ごろ、名古屋市中村区名駅4丁目で建設中の「シンフォニー豊田ビル」の工事現場の前の歩道が4メートル四方にわたって陥没した。けが人はなかった。愛知県警が現場周辺を通行止めにし、詳しい原因を調べている。

 県警によると、現場は名鉄名古屋駅から約300メートル。穴の深さは約5メートルあった。近くでは竹中工務店がビルと地下道との連絡通路を設置する作業中だった。歩道はれんが敷きで、車道との境の縁石しか残っておらず、穴は車道側にも広がっていた。県警は同社から当時の状況などについて話を聞いている。

 竹中工務店によると、7日午後5時ごろ、ビルの建設現場で地下水が出た。排水作業をしていた際に、歩道下の土砂も排出してしまい、空洞ができたことが原因となった可能性があるという。 同社名古屋支店の谷村和彦次長は、現場で報道陣の取材に「ご迷惑をお掛けして申し訳ない」と謝罪した。

 事業者の東和不動産のホームページによると、シンフォニー豊田ビルは2016年6月末に完成予定で、地上25階、地下2階建て。ホテルや映画館、店舗が入る。(共同)

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