早稲田大学大隈講堂【拡大】
火の国・熊本でのトップリーグ・コカコーラ戦から一夜明けた午前10時。多忙を極める熱血・五郎丸が、愛する後輩のために早大の象徴・大隈講堂の演台に立った。
『早大生が世界で活躍するには…』というテーマで、わずか30分の凱旋(がいせん)だったが、聴衆は一般客も含め札止めの1200人。W杯後初の母校訪問に鎌田薫総長(67)、ラグビー部部長も務める島田陽一副総長(62)がそろって出迎えるなどVIP待遇だった。
ラグビーでは自慢のキックで試合を制する五郎丸だが、この日は早大生をトークで制圧。質疑応答では現役早大生の日本代表WTB藤田慶和(22)について「彼が代表に入ってきて1年くらい(宿舎で)同部屋だったが、耳栓を貫通するいびきに眠れなかった」という後輩の“最高機密”を漏洩(ろうえい)し、会場を沸かせた。