2015.12.8 11:00

サンスポファンの理容室を直撃【1】「hair&esthetic HOA」

サンスポファンの理容室を直撃【1】「hair&esthetic HOA」

この看板が目印

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 このコーナーは、最近、目まぐるしく変化する理容室を紹介します。〝理容室〟と一口に言っても、昔ながらの理容室から、美容室と見間違うような店構えまであり、女性客が増えているのも最近の特徴です。また、理容の世界は髪をわずかに切るミリ単位の世界。その技術とこだわりをお届けします。登場するお店はサンスポファンの理容室ばかり。第1回は理容室「hair&esthetic HOA」(神奈川・横浜市)です。

 京急線の黄金町駅前にある理容室「hair&esthetic HOA」。一見すると美容院かと見間違うような店構えだ。このため、約3割は女性客だとか。「店内はシンプルな作りにして、女性も入りやすいイメージにしました」と話すのは、この店のオーナー、山田智一さん(44)だ。ハワイをイメージした木や写真などが飾られていて明るい雰囲気。

 最初に来店したのは、ひげを切りに来た男性だった。髪は切らずに、ひげだけを〝整え〟に来たそうだ。何センチも切るわけではなくミリ単位で整えていく。カミソリでひげを剃るのは理容師免許を持っている人にしかできない。整えた後は、泡をつけて、今度は余計なひげを剃っていき、顔のマッサージもする。この一連のコースを経ると顔の色がワントーン明るくなるそうだ。

 次にカット希望の男性が来店。切っている髪の毛の長さは1センチにも満たない。まさに、ミリ単位の世界。それにしても、こんなわずかしか切らないにもかかわらず、理容室に行った人というのは、すぐにわかる。ここが理容技術のすごいところだ。

 オーナーの山田さんは、理容室の3代目でこの道24年。結婚を機に理容師免許を取得したという妻の恵利子さん(32)は、「女性は何カ月かに一回しか髪を切りに行かないが、男性は1カ月に1回は切るので、男性のほうがおしゃれだと気がつきました」と声を弾ませながら話してくれた。進化する理容室から、ますます、目が離せない。

◆店舗情報

【店名】「hair&esthetic HOA」

【ジャンル】理容室

【アクセス】神奈川県横浜市南区前里町1-4-3 黄金町駅前ビル1階

最寄駅:京急線の黄金町駅から徒歩30秒、横浜市営地下鉄の阪東橋駅(出口5)から徒歩5分                              

【電話】045・341・0701

【営業時間】パーマ・カラー9時~19時、カット9時~20時

【定休日】毎週火曜日、第3月曜日

  • 店内は明るい雰囲気
  • オーナーの山田智一さん(左)と妻の恵利子さん。夫婦でお店を大きくしてきました
  • この車に乗って髪がカットできる。子供たちに大人気!
  • ひげを丁寧に整えていく
  • 髪を切るのに失敗は許されない。いつでも真剣勝負!
  • 完成。さっぱりしました!