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原油先物価格 一時6年7か月ぶりの安値に
12月8日 11時20分

8日の東京商品取引所では、OPEC=石油輸出国機構が原油の減産を見送ったことで供給がさらに過剰になるとして、原油の先物に売り注文が広がり、取り引きの中心となる来年5月ものの先物価格は一時、およそ6年7か月ぶりの水準まで下落しました。
8日の東京商品取引所は原油の先物に売り注文が広がり、取り引きの中心となる来年5月ものの先物価格は、一時、1キロリットル当たり3万1360円と、7日と比べて1700円以上値下がりし、平成21年4月30日以来、およそ6年7か月ぶりの安値をつけました。
これは、先週開かれたOPECの総会で加盟国が減産を見送ったことを受けて、原油の供給がさらに過剰になるとして、7日のニューヨーク原油市場で国際的な原油取引の指標となるWTIの先物価格が一時、1バレル=37ドル台半ばに下落した流れを受けたものです。
市場関係者は、「OPECが原油の価格を維持するための減産はしないという姿勢を明確にしたことで、供給過剰の状態が長引くという見方が強まり、先物価格の値下がりに拍車がかかっている」と話しています。

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