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名駅付近で歩道陥没、深さ5メートル 地下通路工事 

 7日午後7時55分ごろ、名古屋市中村区名駅4の「シンフォニー豊田ビル」建設現場から「道路が陥没した」と通報があった。愛知県警中村署によると、現場北側の歩道に縦横約4メートル、深さ約5メートルの穴が開いていた。現場では同ビル地下の掘削工事が行われており、関連を調べている。

 署によると、けが人はなく、周囲の建物やライフラインへの影響も確認されていない。陥没現場の歩道は、工事による通行止めなどの規制はなかった。

 同ビルの建設を請け負う竹中工務店名古屋支店によると、午後6時ごろ、地下の掘削現場に大量の地下水が流入し、約1時間後に歩道の陥没が起きた。地下水が流れ込まないよう掘削現場と歩道の下との間に壁を設置していたが、何らかの原因で水が漏れたという。地下水の流入は現在、止まっている。

 現場責任者は「敷地内で地下工事の最中、隣接する歩道がじわじわと落ちていった」と話した。穴の中では崩れた土砂の間から太い配管がむき出しになり、歩道に敷かれていたタイルや道路標識も落ち込んでいた。

 午後10時半ごろから、工事作業員らが穴にコンクリートを流し込む作業を始めた。同支店の谷村和彦次長(59)は「翌朝までに応急的な処置を施す。ご迷惑を掛け申し訳ない」と謝罪した。

 (中日新聞)

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