【マラソン】佐々木、引退するつもりだった!リオ候補浮上に戸惑い
2015年12月8日6時0分 スポーツ報知
16年リオ五輪選考を兼ねた福岡国際マラソン(6日)で日本人トップの3位に入った佐々木悟(30)=旭化成=が7日、福岡市内の宿舎で、今後のレース出場予定が白紙だと明かした。例年なら来春までの試合予定が組まれている時期。「実は福岡の後、スケジュールは真っ白。コーチ陣と話してこれから決めないと…」と苦笑いだ。
理由は引退するつもりだったから。北京世界陸上選考会のびわ湖毎日(今年3月)で2時間14分27秒の全体9位と惨敗。「コーチには話してなかったけど、これだけ練習して結果が出なければ辞めるつもりだった」。崖っ縁から自己ベストの2時間8分56秒で一躍リオ候補へ浮上。一夜にして環境が変わり、戸惑いを隠せない。
五輪代表は東京(16年2月)、びわ湖毎日(同3月)の選考2大会終了後に決まる。「上半身が力まなくなったり、走りは少しずつ変わってきている」。手応えを胸に進化を続ける。(細野 友司)