2015年12月05日

2015.11.28フェルケール博物館さんキャンドルナイト その2



準備風景はこちら
http://fglass.i-ra.jp/e912604.html



暗くなるころ、点灯を始めました。

私が必死に作ってきた灯台は、LEDを使います。






賢ちゃんのクレーンも、夜間の作業に入った雰囲気

伊豆半島から夜、清水を見ると、こんな灯りが見えます。




賢ちゃんと明ちゃんのウサギが、
未乃ちゃんのティーセットでお茶会。






全くの無風で、大きく口が開いたキャンドルホルダーでも
全く問題ありませんでした。

ひどい時は、すぐに消えてしまうのです。

そんな年もありました。




3工房がそれぞれ作ってきたキャンドルホルダーなのに、
統一感があるのはなぜでしょうね?






ばかでかい富士山を作ってきたのは、未乃ちゃん。

能登島から戻って、光箱さんに行った時、

「上手く富士山の形にならなかったから
ボツにしようかと思ってるんだけど、、、」


って未乃ちゃんから相談を受けました。

「もう1個、吹いたんだけど、、、」

と、もっと綺麗な富士山を見せられたのですが、
先に圧倒的にでかい方を見せられたら、
絶対こっちがいい!!って言ったんです。

雪の部分をギザギザに彫刻したら、きっと富士山らしく
見えるよ!
とアドバイスしたのですが、

「言われた通りにして良かった!」

って、未乃ちゃんが喜んでいました。

大きい作品は、本当に思い通りにならないのです。
その苦労をわかるからこそ、何とか生かしてあげたいなって
思ったので、ちゃんと生かされて良かったです。




そんな未乃ちゃんのお家シリーズは、水に映って綺麗です。




さあ!いよいよコンテナ船。

ちゃんとコンテナが色違いになってて良かったです。




キャンドルホルダー並べて、こっちにも富士山描きました。




今年は、661名の来場者で、昨年よりも50名ほど多く、
招待客ではなく、入館料を支払ってご覧いただいた方が
52名と、大幅に増えたそうで、フェルケール博物館さんも、
喜んでくださいました。




翌朝、撤収作業を終え、フェリーに乗って帰りました。

昨日、満足に見られなかった富士山もちゃんと見えました。

海は、鉄板のように真っ平らで、昨日がうそのよう!




特別席には私達だけだったので、一番前の列
皆で陣取って、平らな波の無い海を進んで良い気持ち。

が、疲れ果てていた私達は、あっという間に寝たようで、
到着のアナウンスで起こされるほど爆睡でした。


本当に大変ですが、皆で楽しくなるように工夫して
より良いイベントになってきています。

そして、地元の方が毎年楽しみにされているのを
snsなどで調べると出てくるのが嬉しかったです。



たくさんの写真がまだまだあります。
こちらでご覧ください。

https://www.facebook.com/media/set/?set=a.783219618470548.1073741855.100003475514889&type=1&l=02d0d4900d












  


2015年12月04日

2015.11.28フェルケール博物館さんキャンドルナイト その1

8月から準備していた、フェルケール博物館さんのキャンドルナイト。

http://fglass.i-ra.jp/e893873.html


開催日前日は、とてつもない風の強い日で、フェリーは
全便欠航、、、

この風が止まなかったら、3時間かけて車で行かなくちゃ
いけないな~って不安で不安で、、、

ところが、翌日は良く晴れて、富士山もくっきり!
やったーーー!と乗り込んだら、これが前日の余波で
揺れる揺れる、、、

酔い止め飲んだのに、ほんとヤバいほど酔ってしまい、
マジ、ギリギリで清水へ、、、



ああ、この船をキャンドルで表現するんだな~って
吐き気を押さえながら、ようよう1枚写真撮って、、、




到着後すぐに荷物を降ろし、賢ちゃんはデザイン画を広げ
板ガラスの配置を指示してくれました。




すでに何回もこちらで開催していますが、毎回気になるのは
私達、西伊豆町在住ガラス作家の会の認知が薄く
お客様の口から

「ほら!西伊豆の美術館がやってるのよ!」

って聞こえること。

だから今回は、私達のことを知ってもらえるようにパネルを作ろう!
ということになり、私が担当に。

でも、同時に会の紹介チラシの製作と、冬至のキャンドルナイトの
ポスターの入稿が迫っていて、もういっぱいいっぱい

何とか、構成データを作って、見出しなども作り、
プリントしたところに、光箱の未乃ちゃんが電話くれて、
「私が替わろうか?」って言ってくれました。




綺麗にコラージュして作ってくれていました!

今回は、西伊豆町在住ガラス作家の会の紹介チラシと共に、
西伊豆町の観光パンフをバッグに入れて、入口で配っていただきました。
それを見て、西伊豆町行ってみよう!
って思ってくださる方が出たらいいなと。




賢ちゃんのデザイン画が詳細だったので、その通りに
板ガラスを配置するだけだったので、かなりスムーズ。




けれど、平面図をそのまま配置しても、実際に2階から
見下ろすと違って見える
のを私達は知っています。

時々2階に上がっては、全体図をチェックし、微調整。
携帯電話で中庭とやりとりして、理想に近づけます。




そこに、色を揃えてみんなのキャンドルホルダーを置きます。



前日とは打って変わっての全くの無風

これなら、開口部が広いキャンドルホルダーでも大丈夫。




学芸員の椿原さん達スタッフも、重いレンガを
準備してくれていました。




毎回、清水や鈴与グループに関連するものを作ってくる賢ちゃん。

今年は、コンテナ船に関連して、クレーンを作ってきていました。




これまでに作ったそれらのシリーズ、、、

それを眺める男の子。



賢ちゃんの”しんかい6500”を、いたくお気に入りで、
妹と一緒に熱心に眺めていました。




私が前日の夜中までかかって作っていた、ツリーと
星も、日に当たって綺麗でした。




コンテナ船の下に、波。

向こうに富士山。




外の池にもガラスを配置し、後は暗くなるのを待ちました。

続く

http://fglass.i-ra.jp/e912734.html
  


2015年12月02日

12月22日は、西伊豆へ集合~西伊豆キャンドルナイト

さてさて、気付いたら12月。
毎年恒例のあの
イベントがやってきますね!

西伊豆キャンドルナイトであります。

去年の冬至はとんでもない強風で、初めての中止となりました。

リベンジで、ホワイトデーに行いましたが、この日もひどかった、、、

2014年
http://fglass.i-ra.jp/e911994.html

2013年
http://fglass.i-ra.jp/e727642.html

2012年
http://fglass.i-ra.jp/e629645.html

2011年
http://fglass.i-ra.jp/e434052.html

2010年
http://fglass.i-ra.jp/e293098.html

2009年
http://fglass.i-ra.jp/e212186.html

2008年
http://fglass.i-ra.jp/e211772.html


回を重ねること、今年で12年目になりました。

一回りした感じですね~

今年も冬至の日、22日に黄金崎クリスタルパークさんの
エントランスで行います~

今年は絶対!中止にはしません!
なぜなら、雨風の日だったら、LEDライトを使って
美術館内で行うからです!




今年も、ポスター頑張って作らせて頂きました。

っていうか、この間も作った感じ、、、
そう、春にね、、、

今年のキャンドルナイト、これで4回目だな~


子どものPTA関連の事業やら、役員やらとにかく忙しい中、
ヒーヒー作りました。

3月のリベンジキャンドルナイトの時の、クリスタルパークさんの
展示塔の写真が、良い感じではまったでしょう?



ということで、今回もストーブ持ち込んで、皆様をお待ちしております。

毎年増えてるキャンドルも更に増えたので、見応え充分ですよ!
だって、春にいくつも壊れたもんね、、、


もちろん!あの美味しい~紫苑さんのパンとスイーツもやってきます!
我々、西伊豆町在住ガラス作家の会からの、温かいドリンクの
サービスと、おにぎりの販売
もありま~す!

そして、このポスター貼って、宣伝するよ〜
とおっしゃっていただける方も募集中です!\(^o^)/


『西伊豆キャンドルナイト』

2015年12月22日(月) 雨天・強風時は室内で行います。

17:00点灯~20:00


黄金崎クリスタルパークさん エントランスホール
〒410-3501 西伊豆町宇久須2204-3

主催;西伊豆町在住ガラス作家の会
GGG 生島賢・生島明水
光箱  辻晋吾・井田未乃
FARO 五木田秀幸・五木田淳子

共催;西伊豆町
後援;静岡県
  


2015年11月28日

清水に着きました



清水に着きました。

フェリー出て欲しくて、乗れて有難かったけど、
酔い止めが効かないほどの高波でした、、、

もう、ヤバかった、、、(*_*)

珍しく、メチャクチャ綺麗な富士山だったのに、
写真も撮れず、、、( ̄(工) ̄)


酔い酔いですが、早速賢ちゃんの図面通り
並べました。

フェルケールさん、駐車場メチャクチャ広くなってました!

お車でも大丈夫ですよー(≧∇≦)




  
タグ :清水港


2015年11月28日

今夜はフェルケール博物館さんのキャンドルナイト!

いやー、いきなり冬が来た感がありますね。

今日の西伊豆は、冷たい西風がビュンビュン吹いてました。(O_O)

大嫌いな冬です、、、

昨日、さすがに工房のストーブ点けました。



工場長も、待ってました!と嬉しそうでした。

こんな風の中で、ヤギーズは呑気に反芻してました。



さすがに寒いらしく、顔の毛がプウっと、
膨らんでました。


さて、相変わらずバタバタと忙しい私、、、ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3

日付が変わって、今夜の話ですが、この間告知した、
清水フェルケール博物館さんでキャンドルナイトを開催します。

http://fglass.i-ra.jp/e893873.html

私達、西伊豆町在住ガラス作家の会の仕事なのに、
認知されておらず、いつもお客様の口から

「ほら、西伊豆のあの美術館がやってるのよ!」

って、聞くのがガッカリで、、、( ̄(工) ̄)

だから今年は、もっと認知度を上げよう!と、
パネルを作ることにしました。



今まで日本中と書くと大袈裟だけど、でも各地で
開催してきた展覧会のDMをスキャンして、
会の成り立ち、キャンドルナイトを始めたきっかけ
などなど、説明文と作家の紹介。
後は、今までのキャンドルナイトのデザインの変遷。

それをまた、ボードにコラージュしなくてはならなかった
のですが、私は冬至の日のキャンドルナイトの
ポスターの制作も抱えていて、もういっぱいいっぱい。

そこへ、光箱の未乃ちゃんが、助太刀してくれてやってくれる
ことになったので、私はようやく、冬至の日のポスターを
間に合わせることができました。



で、さっきまで、新作のキャンドルホルダーを作ってました。




灯台を作るつもりが、1個作ったらどえらい大変だとわかり、
ツリーに変わりました、、、(笑)

んで、星を作ったら流れ星のようにしたくて、もうひとつ
水色でピューっとしたものを、、、

背が高いのは、灯りが目立たないですね、、、( ̄(工) ̄)

あ、灯台は、屋根があるから、LEDを使うことにしました。

販売分のガラス作品を梱包し、リストを書いてさっき、
全部車に詰め込み、今は明日男どもが食べる
晩御飯
の仕込みしてます。

と言っても、おでんなので、ストーブ任せです。

明日もこの風だったら、フェリー欠航で陸路です。
来週も、息子の柔道で藤枝です、、、
頼むから、フェリー出て欲しい、、、( ̄(工) ̄)

キャンドルナイトも、本当の炎で開催したいです。

ということで、お風呂入って寝ます。

ではまた、今宵、、、

  


2015年11月26日

能登島から金沢へ。

前回まで
http://fglass.i-ra.jp/e910098.html


能登島での民宿は、さとみさんにしました。

http://www.notojima.org/inn/4535.html

晩御飯は、キジとかカモとか期待してたけど、
まさかのイノシシでした。



西伊豆でも食べてるーーー(笑)

あれ?イノシシなんか居ましたっけ?と聞いたら、
居なかったのにいつの間にか出没するようになったそう。

いまに、鹿が現れて、島の農作物を荒らすのかな、、、
今の伊豆とオーバーラップして考えてしまいました。

小鉢を見て、ほら!サザエに棘がないでしょう?

って二人に教えたら、ホントだー!ってビックリしてました。(笑)
内海で穏やかなので、棘出す必要ないんです。

味噌仕立てのイノシシ鍋美味しかったし、朝食に
アオリイカの一夜干しがでてて、それが絶品でした。
あと、名物のナマコね!(≧∇≦)


翌朝は、美術館へ行きました。

http://nanao-af.jp/glass/




GGGの明ちゃんは、能登島が初めてです。
光箱の未乃ちゃんは、工房でチフリーとかが来て
ワークショップやった時、学生で見にきてたんだって!

おお!じゃあ、私と23年前に会ってたのかもね!( ゚д゚)
なんて、出会って20年くらいになるのに今頃気づいた、、、


受付の方々が、「西村さん!」って私のことを
覚えていてくれてビックリと同時に嬉しくて、、、

手前の一番印象的な丸いホールは、ショップとカフェだったんだけど、
閉鎖されて数年経ちます。
活用されてなくて、すごく残念。

明ちゃんに一番見せたかった、池田満寿夫作のおっぱいから
水が飛び出るビーナス像
も、まさかの撤去でショックでした、、、

でも、乾隆ガラスのコレクション見たがってた明ちゃんも
満足そうでした。
私も久々に、ムラノ島の職人らしい作品を堪能できました。

3人で感心してしまったのは、館内で放映されていた
ガラス工業の解説ビデオでした。
すっごく面白かった。

屋外には、ガラスの彫刻作品がいっぱいです。




海に浮かぶ2つの小島、、、

主人とおべんと持って、カヌー漕いでよく行ったなーとか、
夏に美術館の駐車場に寝転んで、流星群を眺めた夜の
背中に感じたアスファルトの熱を思い出していました。


美術館から下ると、芝生の広場があります。



ここに、昔の能登島ガラス工房と、私達スタッフの寮である
レトロな木造の廃校がありました。
今の季節なら、真っ赤な蔦がビッシリと見えたでしょう。

私の部屋から見えた中庭の大きな桜もありません。

ここは入り口の辺りだな、、、
ここが工房の裏口で、、、


などと、もう何もないのに、心に透明な建物を浮かべて
楽しかった日々を懐かしみました。
ああ、素晴らしい4年半だったのだと、改めて感じました。


平日の工房では、昨日と違って、講座生の若者達が卒業制作を
頑張っていました。

菊池くんは、干支の猿を。



経営と運営のことで大変そうだったけど、両手を
真っ黒にして汗かいてる姿は、生き生きとしていました。

腕利きの女性スタッフは、とても丁寧に確実に
耐熱のカップを吹き、丸い取っ手を付けていて
そのヤットコの細工に感心したり、、、

周りで、上手くできなくて苦しんでいる講座生の姿は、
25年前の私の姿です。

入社後、私も多くの講座生を教えましたが、あの頃は
生意気で怖い先生だったなと反省することが多いです。

普段、自分の工房の中だけで完結してしまう日々を
送っている私達は、こんな風に他の作家さん達の
製作を見る機会がないので、とても刺激的でした。

菊池君とお昼を一緒に食べて、工房を後にしました。

丘を降りて行って、寄りたかった案山子窯さんへ。

http://www.kakasigama.com

山田さんは、元は工房の小学校の講堂から繋がる
中学校の廃校で製作されていました。
だから25年前からの知り合いで、私のことを当時の皆が
呼んだように、タンタンと呼んでくれます。

轆轤を回していた手を休めて、コーヒーで歓待してくれました。



海辺に自分で素敵な工房を建てて、お子さんも3人
立派に育て上げて暮らしています。
私の理想像です。(≧∇≦)



招き猫のルリちゃんは、2月22日の猫の日に
アニマルプラネットかな?TVに出るんですって!(≧∇≦)



イルカも見える日があるって教えてもらいました。

明ちゃんも、未乃ちゃんもとっても喜んでくれた場所でした。

もう一人会いたかった郵便局長は、不在で会えず、
書き置きとお土産を置いていよいよ能登島を後にし、
夕方金沢へ戻りました。



  


2015年11月23日

懐かしの能登島へ。

ご無沙汰しております。

毎日グルグル忙しいです。
町の保険委員の会合でたり、PTAの行事やら事務仕事。
8日間のうちに3回も家から2時間ほど離れた場所へ
息子たちの柔道の試合に行ってたのは今月の初め。

それも一段落し、ひさびさに柔道の試合がなくなった
先週の日曜日、西伊豆町在住ガラス作家の会
研修旅行で、能登島と金沢へ行ってきました。

作家の会は、すでに13年ほど活動していますが、
純粋に研修で旅行へ行くのは初めてです。

そして今回は、女将3人旅!(笑)

ほぼ同い年のおばちゃん3人での旅行は
初っ端から、珍道中になる予感が、、、

雨の朝7時に、GGGの明ちゃんの運転で大仁駅まで。
そこから伊豆箱根で三島駅まで。

三島駅のみどりの窓口で衝撃の事実

北陸新幹線は、全席指定でしかも、事前に売り切れるほどで、
すでに1席しかないと、、、

えーーーー!乗れないの?

次のにしたら、今度は金沢から先のサンダーバードが
指定が売り切れで行けないと、、、( ̄◇ ̄;)

グリーンが空いてるけど、プラス1人5000円近く!!(◎_◎;)

どうしよう、、、

悩んでいるうちに、1席の指定が売り切れ、駅員さんが
「これで立席券が発行できます。」と教えてくれた。




指定が売り切れたときに発券される立席券は、
文字通り、東京から金沢まで立ってる券。( ̄(工) ̄)

それでいいです!

と、飛び乗る私たち。(笑)

タラップで、スーツケースに腰掛けていたけど、
しばらくしたら、ちょうど3席空いてると
車掌さんが教えてくれて、座ることができました。

思った以上に時間が長かったので、座れて良かったです。



やっと金沢に着いたら、人身事故で50分遅れるとアナウンス、、、

鈍行で行こうかどうしようかとオロオロしたけど、
結果的には遅れたサンダーバードが鈍行を
追い抜くと聞いて、待つことにしました。

約束通り、50分遅れでサンダーバードは発車。



ああ!和倉駅、19年前と変わってないーーー!
駅前に、「はいだるい」があるーーーーー!(≧∇≦)

ここで、15時。
実に8時間が過ぎていました、、、( ̄◇ ̄;)

レンタカー借りるのが、あんなに面倒だと知らなかった
けど、何とか借りて、私がおぼろげな記憶を元に
私の運転で懐かしの能登島へいざ出発!

おおーーーーー!橋渡るのに料金所が無い!
島民でも出入りするたびお金払ってたんだよねー。

能登島大橋を渡り、走っていてもどこも変わらない。
穏やかでいい場所だったと改めて気づく。

民宿に荷物を置いて、能登島ガラス工房さんへ。



振り向くと、美術館の懐かしい建物が出迎えてくれました。

私と主人が4年半暮らし、働いていた能登島。
能登島ガラス工房さんは、建物が新しくなり、
長年働いていた大先輩が退職して、私達の同級生の
菊池君が采配を振るっています。

311の震災で、自分の工房の溶解炉が壊れ、岩手を後にした彼が
元気に新天地で頑張ってガラスを触っている姿を見るのは
本当に嬉しいことでした。

私の姿を見つけて、嬉しそうに迎えてくれて、
工房の中を案内してくれました。







私たちの旅の目的は、現在使っている灯油の溶解炉が
すでに耐用年数を大きく超えていて、次回築炉する場合は
別の窯、、、電気溶解炉を考慮に入れていたから。

能登島ガラス工房さんは、電気溶解炉を使って運営
されています。



実物を拝見し、実際に使われている様子や使用感を詳しく
伺うことができて、大変参考になりました。

そのうちに、終業時刻となり、我々は晩御飯を食べに
一旦宿に戻り、再び工房を訪れました。

菊池君達スタッフと講座生が、歓迎会を開いてくれました。

今の工房の話、昔の工房の話、講座生の製作の話を聞いたり、
私たちは西伊豆町のパンフレットを配りながら、
個人工房の話をしたり、西伊豆での暮らしを紹介したり、、、

19年前は、ここにいたんだなーと、不思議な気持ちで
能登島の夜がふけていきました。

続く、、、

http://fglass.i-ra.jp/e910102.html


  


2015年11月06日

28日のフェルケール博物館さんでのキャンドルナイトに向けて




毎年恒例になってきました、清水港側、
フェルケール博物館さんでの、キャンドルナイト!

2012年はこんな
http://fglass.i-ra.jp/e625133.html

2013年は2回行いました。
http://fglass.i-ra.jp/e678385.html

2014年は雨で大騒ぎ
http://fglass.i-ra.jp/e824021.html

そして今年は11月28日(土)に開催されます。

私たち西伊豆町在住ガラス作家の会は、
準備に夏から動き出しています。

キャンドルの灯りで、中庭に図柄を表現をするのも
恒例となってきました。

8月の会合で、今年のイメージは「船」で行こう!と決まり、デザインを
いつもお願いしているGGGの賢ちゃんにお願いしました。

翌月、9月の会合では、賢ちゃんが様々な船の図案を
たくさん描いてきてくれて、提示してくれました。




話し合って貨物船にすることにしました。

清水港といったら、コンテナを積んだ貨物船と
クレーンだよね!


と、、、^_^

で、先月、更に賢ちゃんが細かい図面を描いてきて
くれました。



中庭の、どの辺りから、何色のキャンドルホルダーを
何個置くか、、、

本当に細かく、手間のかかる作業を、有難いなあと
感謝しながら見ていました。

あとは、それぞれの工房で、新たなキャンドルホルダーを
製作します。

風や熱で毎年割れるので、補充を兼ねて、フェルケールさんの展示に
沿うようなイメージの作品を増やしています。

私もこっそり新作、いや大作を製作中

楽しみに待っていてくださいね。

同時開催で、黄金崎クリスタルパークさんの体験教室
ありますので、ぜひお出かけください。^_^

http://www.suzuyo.co.jp/suzuyo/verkehr/event/index.html#151128c

■日程
2015年11月28日(土)17:00~21:00
※雨天・強風の場合は博物館内でLEDキャンドルを点灯いたします
■会場
フェルケール博物館
■参加費
★見学料は入館料に含まれます。
大人:400円 ⁄ 高校生:300円
※当日は小・中学生は無料です
■主催・協力
【主催】フェルケール博物館
【協力】西伊豆町在住ガラス作家の会・黄金崎クリスタルパーク・西伊豆町
■お問い合わせ
フェルケール博物館さん
TEL 054-352-8060
Mail ver-m-szy@po2.across.or.jp
〒424-0943
静岡市清水区港町2-8-11
※駐車場に限りがございます。できる限り公共の交通機関をご利用ください。
  


2015年11月03日

ガラスのウミウシ「海の宝石箱」

先日は「サザエグラス晩酌セット」の記事でしたが、
同じく、西伊豆町ふるさと納税お礼の品

「海の宝石箱」

http://fglass.i-ra.jp/e850478.html

も、2人の方が選んでくださって、注文が入っていました。


ガラスのウミウシをシコシコ作って、、、




それよりも難関な、宝石箱作り、、、( ̄(工) ̄)

1つ、注文が来た時点で、もう一つ余分に作ります。
手を慣らす意味もありますが、同時進行で作っていく方が、
効率が良い。

ガラスで箱を作るのは、簡単なようでなかなか難しく、
いや、箱はすぐできますが、美しく仕上げるのが
難しい
といったほうがいいかな?

ご注文くださった方には本当に申し訳ないのですが、
完璧にできた!と言えるものはまだできていません、、、( ̄(工) ̄)

何度も書いてますが、ステンドグラスはほぼ独学です。
どんどん作って、経験から学ばなければなりません。


で、1つ注文来たので、2個作っていたら、何とすぐに
もう1つ注文が!(@_@)

んで、3つ目を作っていたら、3つ目の注文が来たのです!

おお!これは先に作っておけば注文来るのか?
そういうおまじないか何かか?!(◎_◎;)


と思っていたら、うっかり手が滑り、慌てて拾おうと
したら、バチん!と扉を閉じてしまってこれだよ、、、



うっはー!悔しい!T^T

また時間と手間かけて、蓋を作り直し、蝶番を付けました。

あれ?4個目作ったけど、もう注文来ないなー。( ̄(工) ̄)

ということで、3個目まで全て発送いたしました。



もっともっと上手になるよう、精進いたします。( ̄(工) ̄)
  


2015年10月29日

ふるさとチョイスで「サザエグラス晩酌セット」が紹介されています。



西伊豆町ふるさと納税のお礼の品に入れてもらった

「サザエグラス晩酌セット」

この間、パタパタと2セット注文が入り、梱包して送りました。

9月の休業前に、まあこのくらいかな?と、
注文の予想を立てて、4セット作っておきました。

そこへ、今日再び注文が。(O_O)

これで、あと1セットしかない、、、Σ(゚д゚lll)

慌てて役場に連絡したら、なんと今、「ふるさとチョイス」の
器特集で紹介されている
と、、、



http://www.furusato-tax.jp/feature/b15_1015.html

本当だ!すごい目立つわ〜。
バナーにも写真入ってる。
だから、注文いただいたんだなぁ。

事情を説明して、サイト上で、納品が来年になるという
注釈を入れてもらうことになりました。

ということで、あと1セットなら、ソッコーお届けできますよ!(≧∇≦)


  


2015年10月27日

脱穀と新米

2週間、記事書いていませんでした。

書かないと、日に閲覧者が30人くらいですね?
30人の方は、毎日(どうしたろう?)と心配してくださって
いるのでしょう、有難いことだなぁと、嬉しく思います。

いろいろめまぐるしく動いていて、夜は疲れて
こうして記事書くエネルギーが無くって、、、
んで、記事にすることはいっぱい溜まってしまい、
どこから書いたらいいのか、面倒になり、、、

どんだけのことがあったかと列挙すると、

ふるさと納税「ウミウシ宝石箱」の注文3件分の製作。
赤ちゃんのお位牌を2つ製作。
ガラス作家の会の会議
遺骨ペンダントの修理
沼津での次男の柔道の試合
弓の稽古
参観日
かも風鈴デザインコンテスト入賞作品の選考会
家庭教育学級の学級長として、肉まんあんまん作りの担当
長男の柔道の昇段審査
、、、


と、まあ、こんな具合。

そこへ、脱穀があったのですー




2度目の脱穀。



脱穀機は、今年高齢で田んぼを辞めてしまった方のものを
師匠が貰ってきてくれました。

これがなかなか曲者で、、、( ̄(工) ̄)

稲が湿っていると、巻き上げるところで詰まり、何度か
カバーを外して、ガッチリ固まってしまった米をほじくり出す
手間が加わって、なかなか終わりませんでした、、、

それに、この脱穀機は、ゴミ(茎など)をうまく飛ばせずに、
コンバイン袋に籾と茎が混ざって袋に入ってしまう、、、

機械のご機嫌うかがいながら、2日かけて終わらせました。( ̄(工) ̄)

藁を心待ちにしていた地主さんが、ソッコーで取りに来たらしく、
うちへわざわざ言いにきてくれました。

「明日、雨が降るから、さっき貰いに行ったよ。
濡らしちゃ困るんでな。^_^」


うわ!藁って、そんなに大事なんだなー。

隣で小さな畑をせっせと耕しているおばあちゃんも、
「藁ができたら、少し分けてくれる?」と、夏から
時々野菜をくださっていたので、持って行きました。

すると、

「これじゃあ申し訳ないから、お金払おうか?

って、恐縮そうに言ってた。と、主人が笑って話してくれました。


藁はどんどん手に入りにくくなり、みんな困っているようです。

そんなおばあちゃんがいる一方で、私たちが脱穀に必死な中、
田んぼにやってきた見知らぬおばあさん。

「ねぇ、あのさ、、、この藁一巻き、くんない?」

はぁ?
あんた誰?

って思ったし、その口の利き方ないよなと思ったけど、
主人は「うん」とうなづいて持って行かせました。

「藁、なんかするの?使わないら?」

って言うので、この後、田んぼの土壌改良に、
粉砕してすきこむんですよ、って言ったけど、聞き流し、

「じゃあ、もらっていくよ!
んで、あんたち見ない顔だけん、どこの人?」


って、聞かれた。

言ったけど、「ふーん、、、」って、行っちゃった。
こんな風に、私たちにはいらないものと思ってる人もいる。(笑)

というわけで、稲の中で寝ていたカエルやバッタを
巻き込まないように逃がしながら脱穀は終了〜




コンバイン袋で、23.5袋できました。
(茎入り)

明らかに、家族4人では食べきれない量ですがー(≧∇≦)


さて去年、地主さんに貰った精米機で精米。

http://fglass.i-ra.jp/e777778.html



温かな白い米がサラサラ流れてきます。



毎度、この瞬間は感動〜

あの小さな籾一粒が、何十粒にもなるんだなー。
肥料も農薬も、田植えの時に1度つかっただけです。

そして、コンバイン袋の山を見て、

(これで1年以上は餓死しないぞ)

という安心感と!(笑)


脱穀を終えて、主人がバイトに行き、私はその後も
脱穀機が取り忘れた籾を探して藁の束を、つぶさにチェック。

結構な量の落穂になるんですよ。

ミレーの落穂拾いを思い出すけど、これはかなり
貧しい人のためになっただろうなーって、思うのです。

脱穀の仕方は、次男に習いました。
学校でバケツ苗を育てた時、茶碗でこそいで脱穀したって。



なかなかうまく外せましたよ!(≧∇≦)




落穂拾いでヘトヘトで車に戻るとき、自宅の方の山に
虹色の帯が見えました。

お米は今年も美味しかったです。^_^





  


2015年10月14日

海の向こうへ、FAROの空が旅立ちました。

先日、北海道沙流郡、、、という、読み方も分からないほど、
遠くの方からネットで主人のグラスに注文が入ったと記事にしました。

http://fglass.i-ra.jp/e897482.html

あれから、更に感想のメッセージをいただき、
温かなお言葉に感激しました。

********************************************************

ご主人様と奥様の物作りに対する、情熱とこだわり、
センスがグラスから伝わって参ります。

グラスに氷を入れてステアすると、カクテルなどは、
なんともふんわり気泡が含まれ、口当たりよく柔らかく仕上がります。

ウイスキーは、前もって氷を入れてステアをしてグラスを
冷やしてからウイスキーを注ぐのですが、冷えるのが早くて助かります。

この絶妙なグラスの重さが、ウイスキーを更に美味しくしてくれます。

毎日たくさんのグラスと向き合っていますが、
私は、このような美しいグラスは、他ではなかなかないと思います。

素晴らしいお仕事をなさっておいでですね。

*********************************************************

泣けそうに嬉しいお言葉でした。

こんなメッセージを受け取ったら、ガラスなんてもう吹きたくない!
ぼやいている主人の心に光が射すような気がするのです。

本当に素晴らしい出会いです。
ネットの力って、すごいですね?


一方その頃、別の方から主人の「空のグラス」に注文が入っていました。

梱包を済ませ、宅急便の送り状に住所を書き進めていきます。

鹿児島県、、、
熊毛郡、、、


クマの毛って住所、すごくない?

と、一人でツッコミ入れながら更に書き進めると、、、

え?

屋久島町?



屋久島町って、あの屋久島?!(◎_◎;)


実はこの春、ネットで「サザエグラス」の注文があったのですが、、、



住所を書いていて、ビックリ!

南大東島!?((((;゚Д゚)))))))

行ったこともない、はるか遠くの島です。
私が見たこともない景色を、私のグラスが見るんだなーって
感慨深いです。

通販でなければ、本当にありえない出会いですよね。

その驚きに匹敵するくらいの驚きです。




ということで、右から2番目のグラスが、遠く海の向こうにある
屋久島まで旅立ちました。

「忙しく働く妻への誕生日プレゼントとして、
ホッとする青空を感じさせてやりたくて
このグラスが欲しくなりました。」



泣かすーーーー( ; ; )

そんな言葉や贈り物を、一つもしたことがない人が
作ったグラスなんですけどねー。(笑)

こちらの方からは、感想のコメントが無かったので、その後
喜んでくださったのか分かりませんが、大切な贈り物に
選んでいただけて、大変光栄に思いました。


それで、一昨日オーダーいただいた夕陽と宵のグラスセット。

お客様は中国名で、送り先は海外へ転送してくれる、
私書箱のような住所でした。

これは、去年の夏に、スッタモンダしてやっとお送りした
虹の風鈴のオーダーいただいたオーストラリアの方と
同じようなシステムだろうなと。

中国へ送られるのかな〜?

グラスの底へ、それぞれ漢字で文字を彫って欲しい
指示がありました。




それが名前なのか、意味のある言葉なのか?
私には知る由もありませんが、これもやはり
ネットだからこその出会いですね?

こうして、青空や夕陽や夕暮れの空が、遠く離れた
どなたかの手に渡っていきました。


  


Posted by FARO at 22:53Comments(0)FAROのガラス作品

2015年10月12日

ガラスの手形足形、原型取り「西伊豆町お誕生記念品」

先日、町の保健センターへ、赤ちゃんの手形を取りに
行ってきました。

この半年に生まれた赤ちゃんは10名ほど。
少ないですね?
でも、こんな自然の残る田舎の町で子ども時代を
過ごせるなんて、私は素敵なことだと思います。

3人ほど、ちょうど握力が付いて、
握るのが楽しくて仕方がない赤ちゃんの
手形を取るのに手こずりましたが(笑)
何とか7人の赤ちゃんの可愛い手形を取ってきました。




粘土自体が復元して、手形が浅くなってしまったり、
硬化する前に石膏を流します。




粘土と同じ可愛い石膏原型が出来上がりました!\(^o^)/


グニュってやるのが楽しくて、3回やり直したけど、
最後までうまくいかなかった子がいました。

「ここ、後で修正しておきますね」

って、仕方なく持ち帰ったのですが、石膏型にしたら、
それはそれで、(この時はこういう時期だったなぁ)って
思い返す良い名残に見えて、残しました。



良いでしょう?(≧∇≦)


さて、これを西伊豆の珪石の砂場に押し込み、1300度のガラスを
流し込んでフォトフレームに接着するのですが、
あいにくガラスを溶かしていないので、数ヶ月お待ち
いただくことになります、、、T_T

伊豆新聞さんに、写真を載せてもらいました。

http://izu-np.co.jp/shimoda/news/20151008iz1000000124000c.html


こちらは静岡新聞さんの記事で、光箱さんがスタンプで
赤ちゃんの手形を取っています。

http://www.at-s.com/news/article/local/east/159538.html
  


2015年10月11日

ど素人の2度目の稲刈り

ずいぶん更新していませんでしたね。

毎日めまぐるしく動き回っています。
弓道の昇段審査が終わった後は、稲刈りでした。

2度目の稲刈り。

もっと早くやった方が良かったんですが、とにかく毎週末
運動会やら祭りやら試合やらで、超忙しくて。
稲もこんがりきつね色になってしまい、主人は慌てていました。

春に田植えを手伝ったら、翌日大熱出した私。!(◎_◎;)

田植えで冷えて熱出たんだ、、、

って、ポロッと言ったら、

「もう手伝わなくて良い!(♯`∧´)」

と言われ、「アッソ!(*`へ´*)」と、一度も手伝わなかった今回。

主人はたった一人で、ここまで稲を育てました。



約、一反弱あります。
どのくらいの広さかって??
300坪だそうです。

夏の暑い日も、大汗かきながら、蚊にボコボコにされながら
必死に雑草を採ってました。

農薬撒けば済むのに、、、って、周りの人が言っていきましたが、
撒きませんでした。



家族4人では、到底食べきることができないほどのお米が
今年もできました。

「前回よりも収量が多いんじゃないか?」と師匠が。
そうかな~?
素人だから、全然わからない。


さて、主人が稲刈り機で稲を刈り、私は稲刈り機が回転しやすいよう、
手刈りで四隅を刈ります。
これが大変!!(◎_◎;)

昔の人は、ぜ〜〜〜〜んぶ手で刈ったんですよね?
本当にすごく重労働だったと思います。


稲を干す骨組みを、「牛」と言うそうです。



これが風でいつも倒れます

2日目の朝、すでに倒れてたので直したんですが、去年健康上の理由で
田んぼを引退した近くの田んぼのおじいちゃんが、
ノルディックウォーキングの途中でわざわざ降りてきて話しかけてきました。

上から見たら、うちの"牛がグニャグニャ”で気になったと。

「いや、誰かがそう教えたなら、
悪いから口出さないけど、、、」


と、控えめに、、、^_^

いや、組み方とかは習ってないんで、見よう見まねです。

って答えたら、

「これでは安定しないから、風に弱いよ」

と、三本の足の組み方や、自分がやっていたときに編み出したコツ
私たちに授けて、また歩いて行きました。

「みんな、何も知らないで始めるんだからさ。
失敗して、頭使って、上手になっていくんだからさ。」


と、励ましてくれました。


田んぼは小、中学校の真裏なのですが、やはり田んぼをやっている先生が見に来て、

「これを2人では大変!
明日は午後から息子さんを投入しますから!」


と。笑

実際、この日の放課後、長男が

「お父さんたちが頑張っているから、
手伝ってこいって先生が、、、」


と、寄ってくれました。

校長先生も、「牛が倒れてましたね!」と、心配して話しかけてくれました。



次の日も、課外授業で早上がりだった長男が
先生の言葉通り、直帰で来てくれました。

私が指示したことやってくれるのは15歳にもなれば当然ですが、
私が持とうとした稲藁を、さっと持ってくれたりする背中が逞しく、
嬉しくもありました。



夕方主人がバイトに行った後も、息子と二人でとっぷり日が暮れるまでがんばりました。


3日目、今度は次男が寄ってくれましたが、半ズボンの半そでだったので
お手伝いは遠慮願いました。
子供たちはもう来ませんでしたが(笑)この日で、稲刈り自体は終わりました。


4日目になると、さすがに身体が言うことを聞かないほど疲れていて
途中で動かなくなり、しばらく立ちすくんでしまうほどでした。

それでもなんとか、牛を立て、稲を掛け終わりました。







ドットのような跡が、稲を植えた跡なんだな~と、何だか感慨深い。



師匠が、

『刈った跡の稲の本数を数えておきな。
田植え機で植えた時は、3~4本に設定してあったんだから、
どれだけ分けつしたか、それでわかるから。
君たちの稲は相当良く育ってるから、多いはずだよ!』


と火曜日に機械を見てもらった時に言っていたので、数えてみました。
28本ありました。
20本くらいが普通だからと言われたので、良く育ったみたいです。


最後の最後で、もう疲れたのに牛が足らなくて、主人が間に横木を掛けていました。




中に入ると、子供のころ良く作った秘密基地みたいでワクワクします。




シャラシャラと、お米が風にそよぎます。
イカの卵みたいで、可愛いのです。笑

ここに、スズメがぶら下がって、稲を引っ張り食べます。

今日も見てきたけど、結構引っ張られて落ちていました。
まあ、食べきれないほどだから、スズメに食べられてもまだあります。




干した翌日、昨日から雨ですがー笑
あとは、水分量を測定してもらって、ベストな時期に脱穀だそうです。




  


2015年10月02日

3姉弟の、ガラスの足型

ミニチュアダックスのHANNAちゃんのガラスの足型をご紹介しましたが、

http://fglass.i-ra.jp/e895856.html

元々は、赤ちゃんの手型と足型の制作から始まっています。



いつも読んでくださっている方はご存知だと思いますが、
西伊豆町では、赤ちゃんが生まれた記念品として
ガラスの手型足型を贈られます。


http://fglass.i-ra.jp/e712846.html

春先と、秋の年2回制作しています。

もちろん!
希望される方には、町外の方でも承っております。

先日、メールで赤ちゃんの足型を作って欲しい
ご依頼があり、ご家族がお越しくださいました。

小さなお姉ちゃんと弟くん、そしてまだ小さな赤ちゃん。

実は、このお姉ちゃん達の足型も、作らせていただいたのでした。

3姉弟みんなの赤ちゃんの時を見たことになりますね。
元気に育ってくれているのが、とっても嬉しいです。

小さな弟が、何やら粘土に足をグッと押されてるのを、
心配そうに、でも興味深々で見ていましたよ。(≧∇≦)

このご家族は、いつも足型のみをご依頼されるので、
写真たてには付けず、そのままの納品です。



裏側に、写真たてに彫るデータを、同じように彫ります。

赤ちゃんが増えるたびに、遠くからお越しくださって、
ご依頼くださるのは、本当に光栄なことです。

3つ並んだ小さなガラスの足型、、、
見せていただきたいな〜と思いながら、お見送りしました。



  


2015年09月30日

北海道沙流郡からのご注文

iichiさんで、主人のグラスが売れました。

ご存じのとおり、主人はネットをしませんので、
私が全ての担当です。

お客さまからのご注文の品を探し、選び、やり取りをして
梱包し、お届けしましたよメールをして、最後に取引評価

半強制的に、出品者も購入者も評価を書かされます。

最初、何でここまでしないといけないのかな~って
おっくうでした。

売れた後、気に入らないとか言われても、困るしな~って。

ここ数年で、1000名近くお求めいただいていますが、
気に入らなかったとおっしゃる方は数名だけでした。




さて、このライングラスが売れたわけですが、
ご住所を見てびっくり!

北海道沙流郡、、、

どう読むの???
って一瞬悩みました。

通販でなければ、なかったご縁ですよね??

さて、お客さまからは、こんなメッセージが届きました。


************************************************

今日無事に到着しました。
なんとも素敵なグラスをありがとうございます!
私はバーテンをしているのですが、毎日たくさんのグラスと接していますと、
ありきたりな物ばかりで、飽きがきます。自宅で使うグラスは、
ちょっと変わった物で味わいたいと思い購入しました。
感激!素敵です!
又、利用させて頂きたいです☆

************************************************

女性の方でしたが、グラスの使い勝手を一番考える
プロの仕事だと思います。

そんな方に、喜んでいただけて、本当に光栄です。

主人にも知らせたところ、大きく「うん」とうなづいていました。

嬉しそうでしたよ。

ありがとうございました。
  


Posted by FARO at 17:15Comments(0)FAROのガラス作品

2015年09月27日

虹色のわんちゃんの足形

8月の初め、私がみしまプラザホテルさんの当番に行く日に
わんちゃんの足形を頼みたいとお客様がおいでになりました。

事前に伺っていたのは、

既製品のフォトプレートにわんちゃんの足形を接着する、、、

という、いつものスタイルだったので、足形取りは主人に
任せて、私は出かけたのでした。

当番を終え、夜帰宅すると、主人が

カンジの足形見たら、やっぱりこっちが良い!って
お金置いて行ったよ、、、』


え???マジで!!!

あれはまだ、試作段階で、もうちょっと練習しないとと思っていた
ものでした。
今回、いつものとおりだからと気楽に考えていたのに、
うまくできなかったらどうしよう!

とりあえず、足形だけは作っておきました。



石膏型を、西伊豆の珪石を砕いた砂場に押し込んで、




1350度のガラスを流し込んで、1日冷まし、、、




完成。

ここまでは慣れた作業です。


さて、出来上がった足形、、、
猫より大きい、、、

これでは、一回り大きなフォトプレートを作らないと入りません。

それにもっと長い虹の板ガラスを、新たに作らないといけない、、、

そう思っていると、夏休みになり、どんどん吹きガラス体験や
通販のオーダーが入って、パニックになりそうなくらい忙しい状況に。

おまけに、夜なべしてやろうと思っても、工房の中の温度が
夜も全く下がらず、40度近いままで、とてもステンドグラスで
製作する気にはなれませんでした。

そんなこんなで、9月になり、いよいよ着手しないといけないと、
虹のガラスを吹いておきました。



電気炉で溶かして、平らにし、サイズに合わせて裁断、
裏側を綺麗に研磨して、パーツにしました。

角のガラスも、今回はあまりモノではなく、新たに輸入板ガラスを
買って、使いました。

何とか形になったころ、

『足形を注文して1カ月経ちましたが、どうなりましたか?』

と、メールが来てしまい、冷や汗をかきました。
ほぼ出来上がっていたので、お写真を送って、安心していただきました。




左が、カンジのもの。
右が今回作った、ダックスフントのHANNAちゃんです。

一回り大きいですよね?



お名前と、お誕生日、下の方に製作させていただいた日付を彫りました。

手彫りなので、たどたどしく申し訳ない気がしますが、
精一杯の仕上げです。

ステンドグラスも、本職ではないので、細かいところを見ると
あらがいっぱいあると思います。
もっとたくさん作って、上達しなくてはならないと思っています。




お待たせして申し訳なかったので、お詫びのしるしに、もうひとつ
足形を複製して、裏にデータを彫り、同送しました。
文鎮として使って頂けると思います。


--------昨日届いたとメールが届きました。---------

昨夜、ステンドグラスの写真立てが届きました。
実物は写真より繊細でとっても嬉しかったです。

ペーパーウエイトまで、付けていただき、
感無量です。

製作も梱包も丁寧にして下さり感謝しております。
ありがとうございました。

--------------------------------------------------


生れた年が2001年でした。

きっとそう遠くない未来に、虹の橋を渡って行ってしまうであろう
わんちゃんの肉球を残しておきたいと思われたのでしょう。

そんなご家族の想いを考えると、長生きしてもらいたいなと
思うのです。



  


Posted by FARO at 16:36Comments(2)FAROのガラス作品

2015年09月26日

松崎江南弓道会 会員絶賛募集中〜

2009年に新聞記事を読んで、松崎江南弓道会
入会させていただきました。

http://fglass.i-ra.jp/e896288.html


その頃、子ども達を松崎の保育園に預けていたので、
ついでに弓が引けましたが、指導してくれる先生がおらず、
私は武道としての心構えや、作法を習いたかったので、
野天で一人ぼっちでの練習は違うなーと感じていました。

そのうち、夕飯が遅れたりして主人に注意されたりして、
足が遠のいてしまいました。

2011年の震災の影響で、息子達の柔道の試合がずれたため、
出会ったのが今の弓の先生でした。

http://fglass.i-ra.jp/e896598.html

あれから丸4年。

週に1回、長岡まで1時間運転していって、弓を引いています。
けれど、それだけでは足らないなと思っていました。

保育園を卒園してから、松崎まで行くことがほとんどなく、、、

所属は松崎なのに、伊豆の国市で引くのがメイン、、、
と、フワフワした状態になっていました。

最近の江南弓道会は、会員の高齢化が進み、
実際弓を引いているのは実質私を含め3人のみ。

弓道会存亡の危機を迎えております。

今年、高橋さんが支部長になり、働きかけてくださって、
松崎高校の弓道場を貸していただけることになりました。\(^o^)/




毎週金曜日の夜、高校生に混じって弓を引きます。

息子と同じくらいの子達と、真摯に的に向かう時間は
とっても新鮮です。^_^

来月10月からは、木曜日の夜19:00からになります。

ということで、松崎江南弓道会は絶賛会員募集中です。

弓は、年を取ってからも続けられる武道です。
運動神経の良さや、力は全く必要ありません。
心を鍛え、真理を求め続ける道です。
自分と向かい会う時間を作りませんか?

興味のある方はぜひご連絡くださいね!


実はあと一週間ほどで、昇段審査です。



去年は落ちました、、、T^T

http://fglass.i-ra.jp/e807874.html


参段受けなのですが、2射中1射中てるのが絶対条件です。
私の中りは、まだ5割まで行っていません。
狙いが定まらず、練習不足からか、緩み離れが出ます。

今年も厳しい審査になりそうですが、焦らず着実に
道を極めていきたいなと思っています。

  


2015年09月24日

「こがねすとないと」まとめ

22日は、こがねすとさんで「こがねすとないと」でした。

西伊豆町在住ガラス作家の会主催の
ボランティアイベントです。

夕陽が見えるかな~と期待していましたが、段々と
分厚い雲の向こうに沈んで行って暗くなってしまいました、、、

けれど、ウソみたいに全くの無風、、、
これは外でもたくさん灯せるぞ!って、
結局いつものキャンドルナイトのような光景に、、、笑





左奥には、うちの息子達。
今回も、セッティングから撤収まで手伝ってもらいました。

右には、GGGの明ちゃんと光箱の未乃ちゃんもいます。
明ちゃんの息子さんも、手伝ってくれてましたよ。


以下、写真を続けますが、本当はもっとたくさん撮りました。
ご覧になりたい方は、フェイスブックをご覧ください。

https://www.facebook.com/media/set/?set=a.755600517899125&type=1&l=8d40af279e


後、終わってから気付いたのですが、伊豆新聞さんに
未乃ちゃんが取材を受けていました。
http://izu-np.co.jp/shimoda/news/20150919iz1000000159000c.html






デッキは、室内と同じ扱いで、火災防止のためLEDライトを使いました。
県から来て下さっている、良知さんが一生懸命着けてくれました。



暗くなる前に、お客様が『これ何?』と、近づいてくるようになりました。
それは夕陽を期待されて来られた方だとわかりました。

ところが、暗くなって夕陽が明らかに見えない、、、という時間になっても、
続々とお客様がお越しになり、私達はびっくりしました。



次から次へと、車のヘッドライトがやってきます。



入れ替わり立ち替わり、お客様がいらして、しかもフル装備のカメラ
持参されている方もいて、明らかに「こがねすとないと」を目指して
いらっしゃった
のだとわかりました。

こんなに見えると思っていなかったので、とっても嬉しかったです。

息子に車の数を数えさせたら、36台と言っていました。
いつもその場に、50名以上の方がいらっしゃったと思います。





ひっきりなしにお客様が車でいらっしゃるので、どこで知ったのか
訊ねてみました。

『フェイスブックで見て、、、沼津から来ました。』

え???沼津からわざわざ???

とっても嬉しかったです。






デッキのライトも、なかなか綺麗でした。





ただ、こがねすとさんの中から、外デッキのキャンドルを楽しんで
もらうには、室内がかなり暗くないと、写り込みで見えないということが
わかりました。




テーブルにも、ライトで置いてみました。

座った方が、近くで写真を撮ってくれていました。




私達の器で、ところてんやデザート、食べていただこう!
持ち込んだのですが、ほとんどがソフトクリームの注文で
叶いませんでした。

夕陽グラスで夕陽パフェ、、、良いと思ったんだけどな~

そう思っていたら、明ちゃんが呼びに来ました。

『今、賢ちゃんの“富士山カップ”で、
ビール飲んでる人がいる!』





ネットに出しても良いですか?と、承諾を得て、写真を
撮らせてもらいました。




最終的に、どれだけのお客様がいらしたのか、カウントしていなかったので
わかりませんが、100や200の人数じゃないよね?と結論づけました。

とっても良い日和で、雰囲気も良く、静か、、、

賢ちゃんが『ジャズライブとか、できるよね?ここ』と、
アイデア出してました。

もっともっと活用できる、素晴らしい場所だと思います。

お越しくださった皆様、ありがとうございました。


<西伊豆町在住ガラス作家の会>

生島賢・明水
辻晋吾・井田未乃
五木田秀幸・淳子





  


2015年09月20日

休業に入りました

今日は、嬉しく、忙しく、楽しい日でした。

午前中は、この間ここで「連絡求む!」と呼びかけた
Y様がお越しくださいました!\(^o^)/

やはり、ブログを読んでいてくださったようで、
だけど1週間開いていなかったそうで、昨日気付いて
お電話くださり、1日早めてお越しくださいました。

ヨーヨーフラワーベースは、パープルをお選びになり、
他にもヨーヨーグラスや風鈴、B品の小鳥や小鉢を
お求めくださいました。

ご主人は大の「川好き」だそうで、来るなり
「川に降りる場所があるんですか?」
とお聞きになりました。(笑)

降りるハシゴの場所を教えて差し上げたら、
ご長男と降りていました。

今日は旅行でお越しになったと思い込んでいたのですが、
FAROに来るためだけにいらっしゃったと伺い、
すごく感激しました。

このままおかえりになる、、、と仰ったので、
せめて黄金崎は見に行ってください。
今日はメチャクチャ綺麗なはずです!

と、強く勧めました。

どうだったでしょうね?^_^

横濱画廊さんでのご縁、素敵すぎます。
ありがとうございます。


その後、キャンドルホルダーの制作と、もう一つ
あるプレゼントの制作に着手しました。

キャンドルホルダーは、ずっと構想を練ってきた
灯台を作ることに決めていました。

FAROは、灯台という意味です。

大きいものを作るつもりだったので、かなり
苦労しました、、、( ̄(工) ̄)

ひさびさに、大量の汗と体力使い、頭ガンガンでした。

後はステンドグラスで、細かい細工をしていくつもりです。

もう一方のプレゼントは、一つではなく7個のグラス。
こちらも数週間、家族でデザイン会議をしてきたものです。

紙に描いていたものを、立体にすると、想像と違って
どちらも悩み悩み吹いていました。

でも、仕事じゃないから楽しかった。

作りたいものを作ってる!\(^o^)/

っていう、歓びがありますよね?
だからすごく楽しい!

ぢぇんぢぇんお金になら無いけどーーーーー( ̄◇ ̄;)


5時半まで、休みなく必死に吹きました。

最後に坩堝から、ガラスかい出して、終了〜





完全に火を消しました。



明日からは、燃料費の捻出に苦しまなくて済みます。
この心配が無いと、心が本当に平穏になります。

昨日は、次男の運動会。
今日は、息子たちの柔道の合同練習で、送り迎えと弁当。
明日は、私が下田で弓道の講習会。
明後日が、こがねすとさんのキャンドルナイト。
明々後日が、次男の柔道の試合で、県の武道館へ。
金曜日は、長男の運動会。

と、私事満載の秋なのです、、、( ̄(工) ̄)


というわけで、FAROの吹きガラス体験は、数ヶ月
お休みとなります。
オーダー品の制作もできません。

ショップや通販の販売は、在庫があるものに関しては
対応できますので、お問い合わせください。

再開は、年末になるかもしれません、、、

よろしくお願いいたします。