京都党、25日めどに候補擁立 京都市長選
来年2月7日投開票の京都市長選で、地域政党京都党は7日、立候補の意向を固めている現職の門川大作氏(65)を支援せず、独自候補を擁立する方針を正式に表明した。現在、党内外の複数の候補者名が挙がっているとし、江村理紗市議団長は「クリスマス(25日)までをめどに決定する」と述べた。
中京区の市役所で会見した江村団長は、自民、公明、民主の与党3党が推薦予定の門川氏の市政運営について、人口減少と財政問題などの取り組みが不十分と指摘。「今の市政は業界団体の声は聞くが、一般市民の声を吸い上げていない」と批判した。
また江村団長は、4月の市議選(定数67)で京都党が5議席を得たほか、同じく「第三極」の京都維新の会(当時は維新の党)系も5議席を確保したことを挙げ、「第三極への流れは市民の民意を無視してはいけないレベルにまで達している」と語った。京都維新とはこれまでも市政課題や政策について話し合いを続けているといい、候補者が固まれば市長選での協力を呼びかけていくという。
京都市長選には、新人で京都教育センター事務局長の本田久美子氏(65)=共産党推薦=も立候補を表明している。
【 2015年12月07日 22時40分 】