Updated: Tokyo  2015/12/08 09:52  |  New York  2015/12/07 19:52  |  London  2015/12/08 00:52
 

アイカーン氏、ブリヂストン上回る買収案をペップボーイズに提示 (1)

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    (ブルームバーグ):資産家のカール・アイカーン氏は米自動車部品販売のペップ・ボーイズに対し、約8億6300万ドル(約1060億円)の買収案を提示した。これはブリヂストンの米子会社が提案した額を上回る。

7日の届け出文書で公開されたアイカーン・エンタープライゼズからの書簡によると、1株当たり15.50ドルの買収案には適正評価や資金調達、反トラストに関する条件は付帯されていない。ペップ・ボーイズの小売りチェーンをめぐっては、ブリヂストンの子会社が約8億3500万ドル(1株当たり15ドル)で買収することで10月に合意が成立したが、アイカーン・エンタープライゼズがこれと同じ合意の締結を求める提案を今回行ったことで、買収合戦に発展する可能性が高まった。

ブリヂストンは全米でタイヤ・整備・自動車用品販売を手掛ける小売店舗を2200店余り展開しており、ペップ・ボーイズとの合併が実現すれば業界世界最大手となる。

ペップ・ボーイズにボイスメールでコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。

原題:Icahn Tops Bridgestone With $863 Million Bid for Pep Boys (2)(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:シカゴ Kevin Orland korland@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先: Nick Turner nturner7@bloomberg.net

更新日時: 2015/12/08 06:51 JST

 
 
 
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