SEALDsのブロックツール使用に抗議しよう!
当キャンペーンは、SEALDsのTwitterアカウントが「ぶろっくやっちゃうよ君」と称するブロックツールを利用していることに抗議し、同ツールの利用中止を要請するものです。以下、主旨説明です。
SEALDsは「ぶろっくやっちゃうよ君」と称するブロックツールを用いて、現在約4万のTwitterアカウントをブロックしております。 このブロックリストでは管理人が「粘着系ヘイトアカウント」と判断したアカウントと及びそのフォロワーをリストアップしており、ツールを使用するとリストに掲載されたアカウントをまとめてブロックできる仕様になっているようです。「ぶろっくやっちゃうよ君」自体にも問題点があり、SEALDsがこのリストを採用していることには大きな疑問が残ります。(ぶろっくやっちゃうよ君自体の問題点は後述)
ここで問題なのは「自由と民主主義」を標榜するSEALDsがこのツールを使用していることです。主体的な判断により手動でブロックするのではなく、ブロックツール使用により自動的にかつ事前に(SEALDsに対する批判を減らすための予防策として)ブロックを行っていることは「自由と民主主義」を標榜するSEALDsの姿勢に反していると考えます。人権派の弁護士として知られる高島章先生は「残念だが、SEALDsを民主主義の敵と規定せざるを得ない」とコメントしております。
国会前のデモに参加した3万人(警察発表)を超える数のアカウントをブロックし、言論封殺・情報流通圧殺をする行為を「民主主義」に則っているとは思いません。対話とは「受信」と「発信」で成り立つものです。ブロックをしなければ、「受信」はし続けることになり応答がなくとも傾聴し続けることになります。ところがブロック行為とはその両者を遮断するものであり、対話が復活する可能性を排除するものです。自由と民主主義の旗手であるSEALDsがこのブロックツールを利用することは多くの無関係の人を巻き込むリストを活用した集団ブロックの肯定・推奨であり、こうした風潮は左右両派の対話の可能性を摘んでいき分断を促進するものだと考えます。分断が促進されると、流動性が失われ思想が凝り固まってゆくのではないか、という懸念もあります。
SEALDsに不本意にもブロックされた方、ブロックされてなくともSEALDsのブロックツール使用に疑問を感じる方はこのキャンペーンに賛同して頂けると幸いです。
ぶろっくやっちゃうよ君の問題点
フォロワー巻き込みと称し、無関係の人をリストに入れていること」です。
「次世代の党」公式アカウントや「衆議院議員 長尾たかし」などもリストに含まれている。(10月10日現在)こうしたアカウントがヘイト発言や嫌がらせをするとは考えられず、意見が対立する者をリストアップしているだけでは、と疑われる。
また、SEALDsはこのブロックツールを使用しているが、SEALDs支持者までもがブロックに巻き込まれる事例も存在し(フォロワー巻き込みのため)リストの精度が大いに疑われる。ぶろっくやっちゃうよ君はこうした誤ったリスト入りは報告を受ければ対処するよう告知しているが、その周知は十分と言えず、リストに掲げられているアカウント数が数万単位のため誤認ブロックの全てに対応するのは到底無理である。
さらに、Twitterには「相互フォロー」というカテゴリーがあり、フォローされればフォローを機械的に返す人が存在する。また、自分とは異なる思想であっても、思想の偏りを防ぐため敢えてフォローしている人もいる。相互フォローをしているアカウントやこうした信念を持っている人はフォロワーとして巻き込まれやすく、このリストはこうした自由を否定するものではないか、と考えられる。
最後に、リストに多数の業者アカウントが含まれており(いずれもフォロワーとして巻き込まれたものと考えられる)、ぶろっくやっちゃうよ君側は「諦めて下さい」という姿勢を取っている。Twitterは様々な業者さんたちのツイート広告の収入で成り立っているが、このリストはこうした業者の排除に繋がるのではないか。業者はツイート内容を吟味してフォローしていない(相互フォローを利用したフォロワー増目的など)ためにこのリストに巻き込まれやすい。
参考
SEALDs公式HP: http://www.sealds.com/
Twitter:ぶろっくやっちゃうよ君 https://twitter.com/BlockYaccyaUYO
“人権派”弁護士の高島章先生「残念だが、SEALDsを民主主義の敵と規定せざるを得ない」 Togetter: http://togetter.com/li/882325
上瀧浩子弁護士と高島章弁護士との対論~SEALDsがブロックリストを導入している事を巡って Togetter: http://togetter.com/li/883722
【お知らせ】
以前、本キャンペーン文においてアカウントの凍結に関する記述がありました。しかし、本年6月に外部ツールではなくTwitter社運営がブロックリストの共有機能を加えたことにより基準が緩和された可能性があり、記述が正確ではない可能性を考え、「凍結」に関する記述を削除致しました。