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NY原油 6年10か月ぶりの安値水準
12月8日 6時51分

週明け7日のニューヨーク原油市場は、OPEC=石油輸出国機構が原油の減産を見送った結果、供給がさらに過剰になるとして先物に売り注文が集まり、原油の先物価格は、一時、1バレル=37ドル台に下落し、およそ6年10か月ぶりの安値水準をつけました。
7日のニューヨーク原油市場は、先週開かれたOPECの総会で加盟国が減産を見送ったことを受けて、原油の供給がさらに過剰になるという見方から先物に売り注文が集まりました。
このため、国際的な原油取引の指標となるWTIの先物価格は、一時、1バレル=37ドル台半ばに下落しました。
これは、リーマンショックのあとで原油の需要が低迷した2009年2月以来、およそ6年10か月ぶりの安値水準です。
市場関係者は「OPECの加盟国が価格を維持するための減産はしないという姿勢を明確にしたことで、供給過剰な状態は長引くという見方が広がっている。また、アメリカの利上げ観測でドル高が進み、ドルで取り引きされる原油に割高感が強まっていることも、買い注文を出しにくい背景にある」と話しています。

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