読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

一匹兎のつぶやき

躁鬱同性愛の一匹兎(携帯電話販売員歴6年)による楽しいこと探しのようなもの

とりあえずauショップでのお仕事最終日でした

こんばんは。一匹兎です。転職のために、現在のauショップでのお仕事は、本日が最終日でした。何事もなく「おはようございます」と出社して、みんなで「本当に今日で最後なんだね~」と、なんだかしみじみしていました。

f:id:sekineshi:20151207231348j:plain

しじみだよォ!?

お店ですか?閑散としていました

まぁ土日明けてからの月曜日ですからね。閑散とするのは読めていたのですが、SVの方3人体制で臨んで、一時間あたりの来店数1~2人・・・。ちらほら混んだりもしましたが、のんびり1時間コースで操作説明したり、常連さんと挨拶するくらいには仕事してました。

 

( ^ω^)・・・

 

同僚K「なんか普通に明日もここにいそうだよね」

わたしはお化けかなにかですか。

店長S「え?リフレッシュ休暇でしょ?」

いや・・・転職・・・。

副店長M「いいから仕事しなァ!?」

サーセンww

同僚T「・・・お世話に・・・なりました・・・」

相変わらず消えそうな声だねぇ。お疲れ様でした。

 

 

最後に販売したお客様との会話

最後にSVからスイングされたお客様。スマホとタブレット購入で来店されていて、わたしがお話の通りに登録作業をしていたときの話。

わたし「機種変更の登録は完了しましたので、タブレットのお手続き進めますね」

お客A「はーい」

お客B「お兄さんなんだか手際がいいね」

わたし「そうですか?」

お客B「もうこの携帯電話使えるの?」

わたし「はい、そちらは」

お客A「前のお店のとき何時間かかった~!?」

お客B「ね~」

わたし「ん~(濁す)慣れるまで大変なんですよ」

確かに慣れるまでは大変でした。専用の管理端末操作しながら、携帯電話の知識や料金プランの話をして、丁寧な口調や笑顔も意識しながら、次に提案する商材を考えて、「え~でも・・・」のネガティブ返しも同時に想定しなければいけなくて。

f:id:sekineshi:20151207231730j:plain

押し売りではなく「お客様の場合でしたら~」

ただ漠然としたセールストークで携帯電話や商材を売るのでは、お客様も「なんでこの商品を提案されているんだろう?」「こちらは他の予定もあるから携帯電話だけ買えればいいんだけど」となってしまいます。

なので、お客様の契約状態(料金プランなど)や利用している通話料、通信料、端末利用期間、お住まいの固定通信サービスの利用状況、各種割引の適用状況、クーポンの有無、キャンペーン対象可否を2~3分で把握して、提案する商材は数点に絞ります。

なにを主軸に考えるのか?

お店の利益?もちろんです。こちらも商売ですから、会社が儲からなければ自分も食べていけません。しかし、お客様が「要らない」と言っているものを、根拠のないごり押しで売るのは、NGです。場合によっては関連法令によって処罰の対象になります。

なので、お店の利益率もありますが、なによりも目の前のお客様が「充実したケータイ(スマホ)ライフを送るには、なにをおすすめするのが最適なのか?」をいつも考えていました。意識はしていませんでしたが、よくよく考えたら無意識のうちにそうしていました。

お客様にとって、この商品がどんなことに使えるのか?今の生活がどう変わるのか?

例えばタブレットがほしいお客様。現状のスマホでは小さいと仰せだったりした場合は、まず通話料や通信料を見ます。例えば通話をしていて、通信控えめであれば、通話かけ放題の通信のGB(ギガ)を下げて、浮いた金額でタブレット。これでトントン。

まず、前提として《タブレットがほしい》と言ってくれたなら、もうこれだけでお客様は満足してもらえます。通話もかけ放題になって、タブレットも使えるようになって、料金今まで通り。もちろん、ニーズとして《タブレットがほしい》がなければ、なにも意味のないコンサルになります。

 

KYOCERA au Qua tab KYT31 White

KYOCERA au Qua tab KYT31 White

 

 

「当たって砕けろ」戦法→お客様の隠れたニーズを引き出すきっかけに

計算して計算して提案して論理的に獲得することもできますし、当たって砕けろじゃないですが、「お子様かわいいですね!iPadいじってる・・・(笑)お客様のスマホおもちゃ代わりにされません?」などから引っ掛けたりとか。

いかにお客様と早くお友達になれるかが心地よい接客販売につながると、いつも心の中で復唱していました。職場の店長からも「一匹兎くんの接客って、いつもお客様楽しそうにしてるからとてもいいと思う!」と言われたりして、少し嬉しくなったりしました。

先ほどのお客様の話に戻ります

お客B「お兄さんは長いの?」

わたし「5~6年です」

お客A「さすが・・・次もぜひお兄さんに」

わたし「すみません・・・今日で退職なんです・・・(笑)」

お客B「えー!せっかく頼りになる店員さんに出会えたのに」

お客A「そうだよね~次はなんの仕事を?」

わたし「パソコンの仕事を・・・」

お客A「きっとお兄さんならパソコン打つの速いし大丈夫だよ!」

お客B「頑張ってね」

わたし「ありがとうございます」

f:id:sekineshi:20151207232205j:plain

接客冥利に尽きるというか、こういうのって本当に「この仕事しててよかった」と思える瞬間だと思いますし、なおさら辞めるのを躊躇してしまいます。今まで、どれくらいのお客様に「あのお兄さんよかったね」と思ってもらえたかな、なんて。

仕事はじめたうちはクレームばかり受けて、あれこれ覚えなきゃいけなくて、売上見られて数字晒されるし、なにも楽しくなかったのが本音でしたが、今では数字を見られることも、自分の闘争心に火をつけるいい刺激でした。店長をはじめ、そういった社風(店風?)の職場で働けたこと、感謝しています。

閉店後にパシられました

店長S「一匹兎くん!ウォーターサーバーでコーヒー作ってきて!」

同僚K「あ、わたしマスカットティーね」

副店長M「ふんわりコーヒー作りなァ!?(語尾がおかしい)

新人H「わ・・・わたしもコーヒーで・・・」

 

なんだよみんなパシりやがって。まぁこれも思い出だと思いつつ、フロアにあるウォーターサーバーで全員分の飲み物作ってあげて、「はいはいできましたよ~」とバックヤードに戻ったら、なにやらバックヤードの照明が消えてて。

 

え?

f:id:sekineshi:20151207232234j:plain

一同「ほ~た~るの~ ひ~か~り ま~ど~の~ゆ~き~」

え、なにこのサプライズ。コーヒー作ってる間に準備したみたいです。嬉しい。だけど「蛍の光」って閉店の曲だよね?ね?そんなわけで職場のみなさんに最後は祝って(?)もらいました。いつもお騒がせしてご迷惑ばかりかけていたわたしを、ここまで盛大に見送っていただけるなんて。

そんなこんなで

その後、蛍の光から端を発し、「合唱曲なに歌ってた!?」って話題になって、全員で「大地讃頌」を大声で歌ったり、「千の風になって」を熱唱したりと、もはやマジキチおおはしゃぎ。

そんな皆様と仕事ができなくなるのはさみしいですが、自分のステップアップのため、これからも邁進していこうと思っています!auショップのスタッフ5~6年してきましたが、出会えた全ての人にありがとうです。本当にお世話になりました。

f:id:sekineshi:20151207232602j:plain

またお会いしましょう。一匹兎でした。