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10. マンゴスチン果皮パウダー
2012年5月27日付けYomiuri OnLine :
岐阜大学教授と岐阜薬科大学の教授が、マンゴスチンの果皮に含まれるポリフェノールのキサントン(Xanthone)に、癌抑制効果があることを立証しました。
岐阜大学・赤尾教授と岐阜薬科大学・飯沼教授に依る読売新聞での発表記事
岐阜薬科大学・飯沼教授に依る詳細説明
活性酸素の除去物質
抗酸化作用の高い食品トップ100
<マンゴスチンの抗酸化作用>
マンゴスチンの果皮の抗酸化作用については、マンゴスチン果皮パウダー、シナモン、アサイーベリー、ココア、クミン、パセリ、バジル、カレー粉、セージ、生姜・粉末、胡椒、タイム、クコ、米ぬか、チリパウダー、ダークチョコレート、フラックスシード(亜麻)、ピーカン、パプリカ、生姜・生、ペパーミント、くるみ、ヘーゼルナッツ、クランベリー、アーテイチョーク、ピスタチオ、プラム、りんご、ニンニク・パウダー、ブルーベリー、プルーン、大豆・枝豆、オニオンパウダー、ニンニク・生、白ワイン、ラズベリー、バジル・生、アーモンド、レーズン・白、ナツメヤシ、赤ワイン、ピーナッツバター、イチジク、さくらんぼ、グースベリー、アプリコット、ピーナッツ、紫キャベツ、ブロッコリー、りんご、レーズン、ブルーベリージュース、グアバと続きます。
(抗酸化作用の高から低の順)
 | (PDF — 408 KB) |
(100g当りORAC 値=397,300 units)
ORAC:Oxygen Radical Absorption Capacity 活性酸素吸収能力
抗酸化作用のある栄養剤の使用が癌治療の妨げになっていると医学会で評価されているようですが、下記URLに依ると、逆に生存期間が長くなるという効果がそうでないようです。
<説明:ORAC(オーラック値)とは?>
ORACとは、Oxygen Radical Absorbance
Capacityの頭文字を取ったもので、活性酸素吸収能力を意味します。これは、米国農務省(USDA)、国立老化研究所(National
Institute on
Aging)が1992年にこの2つの機関の研究者に依って開発され、抗酸化力の新しい指標で、食品の抗酸化力を分析する方法としては優れています。
米国では既に一部の食品に抗酸化指標として表示がされています。
消費者にその食品がどれだけ活性酸素吸収能力があるかを具体的に示しています。
近年、生活習慣病をはじめ癌、認知症などの病気の実に90%以上が活性酸素となんらかの因果関係があると言われており、過剰の活性酸素を消去し、健康を維持する為には食品中に含まれるカテキン、フラボノイド、アントシアニン、カロテノイド、ビタミンCビタミンD、そしてキサントンの摂取が不可欠です。
抗酸化物質の含有量を示した商品もありますが、消費者にとっては異なる抗酸化物質の量的な比較が困難であることから、どのような食品からどれくらい取れば
良いのかという情報不足しています。又、生産者も、原料となる天然物には複数の抗酸化物質が含まれる為に、その品質管理の為にも、種々の抗酸化物質の統一した指標が望まれていました。
日本語の関連情報は下記URLでご覧いただけます。
英文資料
清水秀男