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【菅元首相敗訴】
前日は自信満々だった菅氏 ブログに「いよいよ明日判決」「安倍議員が虚偽情報」…
東京電力福島第1原発事故の際の海水注入をめぐって元首相が現職の首相を「嘘だ」と訴えるという異例の事態に至った裁判は3日、原告の菅直人元首相の請求が棄却される結果となった。
菅氏は判決前日の2日、自身のブログに「安倍晋三議員の虚偽情報の流布」と強調した上で、「いよいよ明日は判決だ」と意気込みを示していた。
1日のブログでも、平成23年5月の安倍首相のメールマガジンを掲載し、「大嘘の情報」「虚偽情報を根拠に菅内閣不信任案を提出する準備をしていることを表明」などと批判。「安倍議員が虚偽情報を流して、私を総理の座から引きずり降ろそうとしたことは明らか」と締めくくり、勝訴を予感しているかのような書き込みを行っていた。だが、裁判所に主張が認定されることはなく、結果は“想定外”だったようだ。