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【金星探査機あかつき】「意外と丈夫、軍艦のよう」「工学チームの底力感じた」 JAXA会見詳報

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【金星探査機あかつき】
「意外と丈夫、軍艦のよう」「工学チームの底力感じた」 JAXA会見詳報

金星探査機あかつきのエンジン噴射後、会見する中村正人プロジェクトマネージャ=7日正午頃、相模原市中央区の宇宙航空研究開発機構(草下健夫撮影)

 「意外と頑丈だったね。メーカーが非常に丁寧に作ってくれた。軍艦のようだ。どこもほとんど壊れなかったのは大変なこと」

 --ほめてやりたいか

 「そうですね、はい」

 --噴射が終わったら、大学の試験を受け終わったような状態になると言っていた

 「これは合格したなという自信を持って、大学の試験の発表に臨みたいと思っている」

 --5年前の失敗時には国民の期待に応えられず申し訳ないと謝罪した

 「5年間、見捨てずに本当に温かく見守ってくださったことがありがたい。今回の復帰で全てを償えるわけではないが、今度われわれが取るデータが世界の研究者に使われることにより、ご理解いただきたい。ご支援いただき、ありがたい」

 --現時点で心配していることは

 「特にありません」

 --惑星探査の道筋への思いは

 「日本は惑星探査に乗り出したが、まだあまり多くの探査機を送り出していない。1回失敗してみないと次のステップに進めないというのが、やってみた実感。米ソも1960~70年代に失敗を繰り返して成功確率が高くなった。われわれはまだその段階にいるのだと思う。日本は非常にいい技術も持っている。一歩一歩、進まなければならない」

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