そろそろクリスマスだな、相手は見つけたかい?
俺っちはもうダメだ、人間的にダメな奴なんだ。お昼に散歩したせいなのかお腹冷やしちまってもう辛い。さっきトイレでまたbig bangな音を奏でてしまったからもうダメなのさ。俺っちのヒップは本当にHIPでHOP、なんでこんなお尻に生まれちまったんだろうな。
「母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね ええ、夏、碓氷から霧積へ行くみちで 渓谷へ落としたあの麦藁帽ですよ」
俺っちも欲しいよ人間の証明。
なぁロンリーガイ、こんな俺だがいつだってここにいる。こんな俺っちだけど会いたくなったらいつだって呼んでくれ、All night long でGoin' on、これが俺らのAnthem。
母さん、僕のゴリラどうしたでしょうね?
そうさロンリーガイ、1つだけ言わせてくれ。これはフィクションさベイベー。いつだって俺はフィクションな男なのさベイベー。
そして今回の話もフィクションなのさベイベー、愛してるのは妻ただ1人、それだけが俺のノンフィクション(ドヤァ!ドヤァ!
事件はそう、会議室で起きてるんじゃないぜブラザー。いつだって俺たちは好きあらばMr.タオパイパイ、猛烈な角度でベロ入魂もすれば毎回カウンター張り手を喰らう俺たちさ。
その日も彼は虎視眈々と狙っていた。いかに目の前のオッパリーナを触ってやろうかと。あくまでも『彼』であって『俺っち』ではない。そのんとこヨロスクゥ。
若い彼はいつだってギラギラ、さてどうやったら触れるのか考えた。そして彼の脳裏に最近見たテレビの話が蘇ってくる。
そうだ、オッパリーナの巨大化マッサージ運動をするしかない!
変態仲間のオッサンがくれたアドバイスを思いだす。鳥のように長い首なのになぜか女の子にモテるその男は彼の師匠的な存在だった。
師匠「やれるやれないの判断方法を教えてやる」
彼「ぜ、ぜひお願いします!」
師匠「車でどこか休憩するだろ?その時に助手席の女の子側にも少し座ってみるんだよ。運転席をはみ出して。そこで女の子が笑いながら嫌がるようならいけるよ」
彼「」
師匠の真似ができるほど器用ではない彼はそのまんま挑んだ。「胸が大きくなるマッサージあるんだよ」女の子は興味津々だった。
ウホ!ウホ!
わきから脂肪を流れるよ〜にマッサージする。何もやましくはない、至極自然なマッサージだ。
たまに手が滑ってオッパリーナを掴んでしまってもそれはアクシデント。ディグダグ2のようにオットットを物真似してると笑って許してもらえた。彼女にディグダグ2がわかるほどの雑学があるのか不明だけどオットットは効いている、すべて許してもらえる魔法の言葉なのだ。
ちなみにマッサージは本当に実在する。ほんまでっか!ほんまでっか!と突っ込む司会者と一緒に僕もテレビに釘付けで見てたのだ。いつかこのマッサージを使おう、いつか使おうと脳に叩き込んだかいがあった。
そうこうしてるうちに彼のディグダグはシュポシュポと空気を入れられ破裂寸前になったのでマッサージは辞めた。こうして中途半端に辞めるから彼はモテなかったのだ。あの首の長い変態師匠のようにはいかないものである。
サヨナラ ゴリラ
彼女を送った彼は意外と満足だった。存分にオッパリーナの感触を堪能し、また明日からの人生を生きてみようかなとすら思えた。そしてその後、その女の子からメールが来たのであった。
オッパリーナ「カバンにこんなの付いてるんだけど(笑いマーク」
送られてきた画像には彼の買ったばかりのカメラ三脚であるゴリラポッド(マグネット付き)がオッパリーナの金具にへばりついていた。
「あぁー!」
数日後、彼には彼女ができていた。
今となっては彼のマグネット付きゴリラポッドは手元になく、もうきっと捨てられているのだろう。
ゴリラポッドよ、君はとても便利な三脚だった。車にマグネットでしっかり食らいつく、柱にタコのように絡ませ固定もできる。とても素敵な三脚だった。
いま彼の手元には旧式のゴリラポッドが存在する。マグネットタイプだから不便だけど、もう2度とマグネット式を買うことはないだろう。
それが彼の罪。
JOBY ミニ三脚 ゴリラポッド マグネティック ブラック/レッド 001513
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