記事詳細
【金星探査機あかつき】
「意外と丈夫、軍艦のよう」「工学チームの底力感じた」 JAXA会見詳報
--9時20分過ぎに管制室で拍手が起きた
「運用が大体うまくいったことを石井信明プロジェクトエンジニアが宣言して、私がひとこと申し上げて拍手があった」
--2人の言葉は
「石井先生は『これですべての運用は正常に終了した』と。私は『これで、われわれはなすべきことをした』と言い、外国の方もいたので英語で『アワ・ドリームズ・ウィル・カム・トゥルー』(夢は現実になるだろう)と申し上げた」
--想定外のことはあったか
「特になかった」
--失敗からの5年間を振り返って、気持ちは
「5年間は長かった。時間だけでなく、科学データが取れなかった。本当は欧州の探査機と一緒に観測して世界的に盛り上がっていたはずなのに日本が責務を果たせていないことに、じくじたる思いがあった。欧州の探査機がデータを全て取った後だが、今度は日本のデータを加えて、日欧の研究者で解析していきたい」
--今後の運用は