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北京で最も深刻なレベルの大気汚染警報
12月7日 21時41分

北京で最も深刻なレベルの大気汚染警報
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大気汚染が深刻になっている中国の北京市は、7日夜、重度の汚染が72時間を超えて続くことが予想されるとして、最も深刻なレベルの大気汚染警報を初めて出し、8日から市内を走る車の数や工場の操業などを厳しく規制することになりました。
北京では、6日から再び大気汚染がひどくなり、7日は1日を通して各地で大気汚染物質PM2.5の濃度が、日本の環境基準のおよそ6倍に当たる1立方メートル当たり200マイクログラムを超えています。
北京市政府は、日本時間の7日午後7時、4段階ある大気汚染警報のうち最も深刻なレベルの「赤色警報」を初めて出しました。この警報は、重度の汚染が72時間を超えて続くことが予想される場合に出すものです。
この結果、8日午前7時から、一般の車両はナンバープレートの末尾の数字によって通行が規制されるほか、汚染物質を排出する工場は操業停止になり、それ以外の工場でも電力使用量を減らすなどの措置が取られます。
さらに、子どもやお年寄り、呼吸器系の疾患を抱える人などは外出を控え、小中学校や幼稚園は休校にするよう勧告が出されました。
北京市政府は、石炭火力発電所を閉鎖するなど大気汚染対策を次々と打ち出していますが、深刻な汚染が続いていることに市民の間からは不安や不満の声が上がっています。

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