かがみあきら君のこと

「レディ・キッド&ベビィ・ボウィ」解説と、
「かがみあきらコレクション2」のスキャン

銀河漂流バイファムの「デュラッヘ」黒歴史


2008/6/5


左は「かがみあきらコレクション2」p190より。
なお、数年前に何かの公式媒体で「デュラッヘの頭部デザインは別人」とのみ明かされている様です(出典は不明)。




備考

※ウィキペディアの「エルガイム」の項には、

>ゼッタ(民間用)
 >かがみあきらがデザインを担当。

 とあるのですが、ソース未確認。どうやら「コミック新現実」の2か3のどちらかにそういう記述がある様なのですが、永野研究者氏が本気にしてるフシが見られないので保留中。ちなみにコミック新現実は大きめの本屋にはまだに置いてあったりします。


■かがみリンク

かがみあきら - Muramasa ブリッコの表紙画像

UP-BEAT UNDERGROUND (※2011/3/20修正) 
 コミケで「かがみあきら先生関連書籍収集記録」というシリーズで本を出されています。ところで該当同人誌を読んだ所、80年代前半の古同人誌収集に相当難儀しておられる様ですが、B-Maniacs(←2009年に閉店しました。09/12/26追加)の棚揃えを見た感じでは店長はおそらくかがみマニアかと思われます・・・って行ってないはずもないか。
 あと1990年代前半に「〜コレクション」の様な感じの同人誌を手に取った記憶があります。結構厚い本でしたが、無料配布だったので入手を遠慮しました(普段は無料配布本だとすぐもらってしまうので、もしこの「無料」の意味に気づかなければ即入手していたハズ)。つまりたまたま歩いてて発見したというだけでして、私は濃いファンではありません。同人誌も「漫画の手帖18号(漫画を4ページ掲載)」を持ってる程度です。

 ・・・ってここで言ってどうするんだろう俺。まあいいか。


■漫画の手帖No.21(1985 SUNMMER)より抜粋
かがみあきらさんの「レディキッド&ベビイボウイ」は、富野由悠季さんのインタビュー記事が、不愉快きわまりない

 笠倉出版より、かがみあきらさんの単行本「レディキッド&ベビイボウイ」が出版されました。
 (中略)
 ところが巻末に富野由悠季さんのインタビューがあるのですが、これがヒドイ! 死者を悼しむなんていう気持ちは、この人にはあんまりないようで、「やっぱりコミックスをさせちゃいけなかった」なんて、まるで自分が育てたみたいな、勝手なことばかりしゃべってる。
 こういった解説をやっておかないと、霊がウロウロしにやって来るだろうから、よく寝られないと困るから−−−。なんて、もう不遜の一語につきる不愉快なものでした。
 まあ、富野さんの作品から感じられる根本的な人間不信は、こういった冷たさを見れば当然という気がしますけどね。それにしても、もう少し謙虚になってもらいたいものですね。




2009/12/26追記

TOMINOSUKI / 富野愛好病 オフィス・アイ(3)
 リンクありがとうございます。

雑記08-8-21 かがみの中のHOG 
 「コレクション1」を私が入手した場合、当ページに「戦闘メカ ザブングルのウォーカーマシン・ホッグ黒歴史」を追加予定です。もし他所で該当するスキャン画像を見つけた場合は、WEB上から消滅直後に追加させて頂きますので悪しからず。

●かがみ氏の名前でググるとこのページが二位(一位はウィキ)で肩身が狭い・・・濃い物を期待されていらした方にはすみませんです。とはいえ、いつ急転直下しても何らおかしくない泡沫サイトゆえ、メタタイトルはこのままにさせていただきます。

●おまけ、当サイト内の黒コンテンツ。
種初期5体メカデザイン疑惑
誰がウルトラマンを創ったか

●大変にiすばらしい黒コンテンツ!!
3ToheiLog  「ガチャピン」の秘密 http://semiprivate.cool.ne.jp/blog/archives/000519.html
http://web.archive.org/web/20080626073759/http://semiprivate.cool.ne.jp/blog/archives/000519.html (2015/12/3 ウェブアーカイブにリンク修正、肝心のイラストが無いのが残念ですがテキストだけでも一応)



2011/3/20追記
http://ja.wikipedia.org/wiki/ガチャピン
(一説にはスタジオぬえがデザインしたともされる)

 上のリンク先の意味がわからい方のため補足(私にはあんな「冴えたやり方」はとてもできません、まったくもって脱帽です)。

『コミックボックスジュニア Vol.8』|漫画史が好き!
『コミックボックスジュニア Vol.7』|漫画史が好き!
 貴重 な資料。

Riuichi's Home Page 「鏡の国のリトル」&「サマースキャンダル」

○唯一の専門サークル「UP-BEAT UNDERGROUND」さんのリンク先が変わっていたので、以前のリンクを修正しました。5月の資料性博覧会にも参加される様です。
○前に書いた「90年代前半に出された遺稿をまとめた同人誌」に関しての新情報は無し。もしかしたら脳内妄想だったのかもしれません。
○何かネタはないかと書棚を漁るも、『「おたく」の精神史』、「コミック新現実」1号、『コミックゴン3号』(p39〜42 伊藤剛)しか持ってなかった…。
○マシンナリィの件は、膨大な知識をお持ちの永野研究者氏がスルーしていますし、そもそもラインが直線的すぎて違う感が。よってエルガイムに参加しているとすれば、目立たない小物関係であろうと思われます。
○ここに検索されてこられた方へ…どう見てもデュラッヘ問題のアジと御大がメインの使えないページですみません。なお私自身は、単なる元アニメック読者の中年ガノタです。



2015/12/3追記
■遺品がオクに出品されていた

★ かがみ♪あきら デザインノート★ かがみあきら 01 - ヤフオク!
★ かがみ♪あきら キャラクターノート★ かがみあきら 02 - ヤフオク!
★ かがみ♪あきら キャラ設定 鉛筆画★ かがみあきら 02 - ヤフオク!
★ かがみ♪あきら ネームコピー★ かがみあきら 01 - ヤフオク!.
 き、貴重な文化遺産が…。いや、散逸しても然るべき人の手に渡るならそれでいいのかもしれませんが、持ち主が孤独死でもした場合が非常に心配です…。


■『ザブングル』への参加に関する新証言
『キャラクターランド 4号』(徳間書店)p47
 宮武一貴 出渕裕 対談 メカデザインの世界
(宮武)『戦闘メカ ザブングル』で、かがみあきらくんが鳥足メカを出してきたのも『マクロス』のリガードと同じ時期で、かがみくんと河森は交流がないはずなので、これもまったくのシンクロニシティなんですよ。

 ザブングルのメカデザインにかがみ氏が関与するという”活字”を見たのはこれが初めてです。
 活字以外はこちら↓

戦闘メカ ザブングル第20話【アコンは伊達男か?】 104-115
104 :HG名無しさん:2008/05/27(火)
小林誠のblogを見てたが WMのコンセプトデザインって(生前サンライズに出入りしてた)
かがみあきらも参加してたんだね。
考えてみればホッグなんて如何にも彼らしいデザインだ。

 え? そうだったっけ? えーと確か…
雑記08-6-5
 うーん、正式な物という感じは読み取れません。つまり私が該当ログを見逃していたのか、104さんが「絡んでいる」等を「正式参加している」と勘違いしたのかのどちらかでしょう。もし未発表でも公式な参加があったのなら、その後のダンバインになぜ関わらなかったのかという新たな疑問も生じます。よって私は「ザブングルの時点では正式コンタクトはまだ無い」と見ています。


■『エルガイム』への参加に関する証言
『comic新現実 vol.2』(角川書店) p371
「あの頃、かがみあきらのとなりで 大屋正宏インタビュー」 聞き手・大塚英志

(大屋)「あと名前は出てないけど、『エルガイム』のザコメカもいくつかやってます」
―― へぇー。どれだろう。
(大屋)「一話目にザコメカが出てくるんだけど、あれがかがみラインです。その後ずっとバンクで出てきますけど」
―― 一目見ればわかる?
(大屋)「だって、しゃくれてるあたりが、かがみ君っぽいなって」
―― メカの先がとんがってて曲がってるんだよな。
(大屋)「あれは永野護君の出世作でもあるけど、実はそこにかがみメカもちりばめられている」
―― どのへんのつてでああいう仕事をしたんだろうね。
(大屋)「やっぱり出渕さんが富野由悠季さんに紹介したんでしょう。それで「この絵は新しいから『エルガイム』を手伝ってくれ」っていう形で。あのまま続いてたら、いくつ
かやってたかもしれない」

 この特集は3号まで続くので、そっちでも何か言ってるかもしれません(ン、ウィキの「ゼッタ」が直ってないって事は、永野研究者、もとい『FSSフリーク堂』の中の人は関与してないのか…あ、本日「要出典タグ」を付けました)。

 なおところで、このページの頭に「(デュラッヘの)出典は不明」と書きましたが、可能性が高いのは『銀河漂流バイファム コンプリートアートワークス』かと推測しています(新発掘史料があるとも思えなかったので立ち読みしてから買うか決めよう…と思えど以下略)。



2015/12/6追記
■WM関与説の出元を発見

2008年05月26日の記事 _ わたしのブログ by mk2520 - 楽天ブログ
 しまった忘れてた、特に「提出」とあったのを完全スルーしていました。ただいずれにせよ、「証拠を見ない事には判断不能、よってウォーカーマシンのコンセプト関与に公的信憑性なし(バイファム以前に接点なし)」と、この時点では判断せざるをえませんでした。つまり「バイファムの企画時に描かれたウォーカーマシン風メカあたりを原案と勘違いしたんじゃないのか?」と…。ただ、「正式なオファーはありえない(氏が無名だった企画時においては)」という考えに今も変更はありませんが、非正式な物であるという可能性をうっかり見過ごしていました。

菊田裕樹  Twitter _@osamukoba 僕はかがみ氏と面識なかったので仄聞ですが、富野御大は彼を育てて重用するつもりだったと聞きました。彼が生きていれば、永野氏の活躍は無かったかもしれませんね。
 こちらも同様。少なくともゼッタのラフ稿(清書は北爪氏)に、丸っこいかがみラインは見られません。ただし、コンセプトレベルでの関与となると判別不能ですが…(いずれにせよ永野氏の事ですから、そのまま使うとも思えませんけど)。

【斧谷稔】大富野教信者の会part160【井荻麟】73-74
 ついでに。

 という訳で、ここにきて「宮武×出渕対談」により状況が急変した訳ですが、読者としてはどうにも歯切れが悪い物があります。今月の1日まで、公的媒体で一切の名前が出なかったのは何故なのか。わずかに同人誌(放映後に出た物と思われる)らしき物に絵があるらしい…ここから導かれる物は何なのか? 私の仮説(妄想とも言う)は、以下です。

「非正式な形で、ザブングルの開始以前にサンライズはかがみ氏の逆関節ロボのイラスト群を受け取っている。その時既に、ザブングルの鳥足コンセプトは出ており(さほど固まってもいなかったが)、つまり偶然。よってこの時点ではスルー(先のインタビューでも「アイディアは同時に発生する」と繰り返されている)。放映の開始後少しして、サンライズはかがみ氏に連絡。ホッグを提出し、名前の出ない「"中の人"契約」がなされる(もしくは「表明は本人に委ねる…けど空気読めばどれが有利な選択かはわかるよね契約」)。不利な条件だが、何らかの見返りがあったため承諾する(夕食奢るよ、ブッちゃんのサインもあげるよ、スタジオに遊びに来ていいよ、何なら次のバイファムのスタッフに登用されるようにかけあってみるよ…)」
 なお、最初の「非正式な形で」とは一体何なのか。仕事ではなく通信教育、あるいはもっと以前の…。ちなみに非正式な形でなら、当時日本中でメカデザイナーを夢見ていたドリーマーの相当数が、サンライズ作品に関与しているとも言えるでしょう…私の最強傑作「オメガドラゴンガンダム」も含めて(笑)。

 …という訳で結局、今後「スタッフ側の証言」がなされるのを待つ以外には何もできないオイラなのでした。


■おまけ・鏡の中のリンク

ReadMe!Girls!の日記・雑記_ ユリイカのメビウス
 メビウス。

同人誌生活文化総合研究所 PUREGIRLって…
 ラインは違いますが、立ち位置がハイエンド系(死語)に類似。

リックディアスやガザCのような目のモビルスーツは、ガザD、ガゾウム... - Yahoo!知恵袋
 恒例ギロチンさん。


2008年6月5日作成
2009年12月26日追記
2011年3月21日追記
2015年12月3日追記
2015年12月6日追記


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