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歴史の絆 再照明…ユネスコ記憶遺産登録めざし

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民団・総領事館主催「朝鮮通信使」福岡シンポ

 【福岡】朝鮮通信使のユネスコ世界記憶遺産登録を推進するためのシンポジウムが6日、通信使が立ち寄ったゆかりの地、宗像市の相島(あいのしま)近くのホテルで開催された。

 同シンポは、民団福岡県本部(呉政夫団長)と駐福岡韓国総領事館(朴鎮雄総領事)が企画し、管内の団員および通信使に関心を持つ日本市民ら200余人が参加した。

 12回の通信使のうち11回が相島に立ち寄った記録があるものの、世界記憶遺産登録申請のリストからもれていたことから、民団福岡県本部が中心となって福岡県や福岡市、宗像市、通信使縁地連絡協議会など多方面に呼びかけて実現した。

 パネル討論で元西日本新聞記者で日韓交流史研究科の嶋村初吉さんは、通信使の役割を説明しながら「両国友好の歴史が200年以上も続いた事実を知ってもらいたい」と強調した。また、通信使縁地連絡協議会の松原一征理事長も「両国の友好の花が咲いたのが通信使。大きな絆だった」と韓日関係を修復するためにも登録を実現したいと語った。

 このほか、ソウルから日光までの通信使の足跡を写真でたどった仁位孝雄さん、相島歴史の会代表の今村公亮さんも、多様な角度から通信使を通した友好平和外交のあり方を語った。

 福岡県本部の呉団長は「ユネスコ世界記憶遺産に登録されるようにしたい」と語り、朴総領事も「文禄・慶長の役という悲しい歴史から始まった通信使の軌跡を振り返り、改めて友好関係のあり方を探りたい」とした。

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対馬では「友好のつどい」

 【長崎】対馬市と朝鮮通信使対馬顕彰事業会の主催で5月30日に対馬市文化交流センターで開かれた「日韓友好のつどい〜朝鮮通信使のユネスコ世界記憶遺産登録を目指して」には、呉公太民団中央本部団長も参加した。

 「つどい」には約200人が参加。信原修・同志社女子大学名誉教授による記念講演「雨森芳洲‐その『誠信』の生涯」に続き、記憶遺産登録の日本側の推進団体である朝鮮通信使縁地連絡協議会の松原一征理事長と、韓国側の推進団体である釜山文化財団の李文燮代表理事があいさつ。

 縁地連事務局からの経過報告後に、「日韓両国の文化交流と平和の象徴である朝鮮通信使をユネスコ世界記録遺産に登録し、『誠信交隣』の精神を世界に広めよう。対馬が、日韓友好の架け橋となるべく、交流事業を活性化し世界へその情報を発信しよう」との「対馬宣言」を採択した。

 参加者は、「宗義智公」を主人公にしたミュージカル「対馬物語」(ジェームス三木氏脚本)を鑑賞。その後の韓日友好レセプションで呉団長は「共同申請・登録を目指してがんばろう」とあらためて呼びかけた。

 呉団長は翌日の長崎県立対馬歴史民俗資料館、対馬藩主宗家ゆかりの萬松院訪問などフィールドワークにも参加した。

(2015.6.10 民団新聞)
 

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