韓国軍:無人ステルス攻撃機を開発、20年までに実戦配備目指す

移動式ミサイル発射台など標的が大きい場合は自爆攻撃

韓国軍:無人ステルス攻撃機を開発、20年までに実戦配備目指す

 長時間にわたって待機飛行し、有事の際には北朝鮮の長距離ミサイルや移動式のミサイル発射台などをピンポイントで攻撃する無人ステルス攻撃機が開発される。

 韓国軍筋は6日、来年までの予定で概念研究が進められる31の創造国防課題の中に「滞空型無人ステルス機による攻撃システム」が含まれていることを明らかにした。この無人機は敵のレーダーに捕捉されにくいステルス性能を持ち、北朝鮮の朝鮮人民軍が保有する対空砲が届かない上空の高い位置から標的を攻撃するというもの。想定される標的は北朝鮮の長距離砲や移動式のミサイル発射台、放射砲(多連装ロケット)などだ。

 この滞空型無人ステルス攻撃機は、北朝鮮の長距離砲や移動式ミサイル発射台を攻撃するこれまでの兵器と比べて、攻撃までにかかる時間が短くなることが強みだ。まず移動式ミサイル発射台や艦艇、坑道などに隠された長距離砲など、比較的大型の標的については、この無人機が直接突っ込んで自爆攻撃することもできる。また小型の標的が複数ある場合は、無人機から知能小弾と呼ばれる人工知能付きの砲弾を発射して攻撃する。この知能小弾は音響や熱を感知するセンサーを装着し、自動的に標的を見つけ出して攻撃することを想定している。韓国軍は現在、偵察用はもちろん、ミサイルを使って攻撃することも可能な中高度無人ステルス機を開発中だが、ステルス性能や敵の上空に長時間待機する能力は現時点では不十分だという。

 韓国国防部(省に相当)は来年まで無人機のモデル分析や運用概念などについての研究を進め、2017年から19年の間に実用に向けた研究を行うことにしている。実戦配備は2020年代の中ごろになる見通しだ。

 国防科学研究所(ADD)は今後3億8000万ウォン(約4000万円)を投入し、来年までにこの無人ステルス機の概念研究を終わらせたい考えだという。また国防部によると、ドローンを使って敵の軍事拠点を監視するシステムも創造国防課題の一つとなっており、引き続き研究開発が行われる予定だ。

ユ・ヨンウォン軍事専門記者
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