仕事のストレスが爆発/サラリーマン8年目の大失敗
一般的に『まとも』と言われる仕事に就いて、早くも7年以上が経過した。
サラリーマンになって以降、仕事で関わった人間に対して自身の過去を話した事は1度も無く、真っ当な人生を送ってきた普通の人を装って来た。ドンドン丸くなっていく自分に心地よさすら覚え始めた頃、私に対する周囲からの評価は揃って『人付き合いが上手な人間』という物になっていた。
しかしながら、私はロクな経歴を持った人間では無い。
夜の世界は舐められたら終わり、管理する立場であるにも関わらず強面とは真逆に位置する顔立ちだった為、下の人間・周りの人間に舐められないように見栄を張り、張った見栄を現実の物にする努力を繰り返してきた。
『人は簡単には変わらない』
この言葉を目にする度に『私は違う、人間は変わる事が出来る。』と言い聞かせて来たが、現実はそう甘く無かった。サラリーマン8年目、遂に化けの皮が剥がれてしまった。
目次
新規案件と既存客、大切なのは?
取引企業の兼ね合いで年末年始は地獄を見る。毎年の事なので気にも留めて居なかったが、今年は違った。夏頃に仕事量が少なかった事、個人ではける仕事量の限界を超えた事を理由に、副業から本業に仕事を振ることになった。秋前から少しずつ案件を消化して行く日々、ブログ運営を続けながら何とか乗り切ることが出来た。ハズだった。
『よし、少し休んで年末年始の繁忙期に備えよう。』そう思い出した頃、副業から本業に持ってきた企業からの口コミで仕事が次々に入ってきた。窓口は全て私を名指し、連日打ち合わせに明け暮れた。
案件の概要が全て出揃った時点で、社内で打ち合わせをした。社内で抱えるスタッフだけでは消化しきれない事は明らかだったので、派遣or外注丸投げを提案した。
結果、社長と上司から返って来た答えは新規案件を全て断ると言う物。既存案件の重要性は理解しているが、仕事の幅を広げていく事の大切さを話した上で私のクライアントを無下に扱うのであれば、退職すると言う意思を伝えた。
会社としての判断
翌日、社長に呼ばれて向かった店で待つ社長、横には上司が座って居た。二年後に予定している世代交代の際、主になるのはお前だという前提の元、新規クライアントは断る+退職はしないで欲しいという説得を受けた。
4時間近く同じ様な押し問答が続いた物の、私の意見は変わらず『案件全てを消化するor退職する』以外の選択肢は無いと言う事を伝えた。
会社としての判断
数日後、会社として出した答えは派遣社員を雇って私のクライアントからの仕事も全て消化するという物だった。以前からお世話になっている派遣会社さんから斡旋して貰うという事で話は纏まり、私の意見を汲み取ってくれた結果だった為、退職の話はしなくなった。
1週間後、派遣会社さんに対してアクションを起こしている様子は無い。
2週間後、痺れを切らせて確認するとまだ連絡していなかった。
3週間後、出張ウィークを消化した後、社長と上司を会議室に呼び出した。
この時、一番大きな案件の納期まで、3ヶ月を切っていた。
派遣社員を雇って仕事を回す
何故、連絡しないのか?が心から意味不明だったが、会議室から派遣会社さんに電話を入れさせた。派遣会社さんから返って来た返答は『年末年始で多くの契約者が埋まっている』という物。『当たり前』である。
とにかく、空いている2名の経歴書を送って貰った。
『53歳と、56歳。』
しかも片方がIT関係の職歴7年程度、私は絶句した。
仕事のストレスを酒で発散
頼まれたから取ってきた仕事を蔑ろにされ、話し合いの末に辿り着いた結論を先延ばしにされ、結果派遣社員の選択肢は56歳のフリーランス1人という選択肢の無い状態。
連日、私の仕事だった『息子の入浴』を行えない事に対するストレス、妻とゆっくり話をする時間すら作れない事に対するストレス、その他私生活重視の私には耐え難い状況に追い込まれ、普段自宅では飲まないお酒を買って帰る日々が始まった。
派遣社員に絶句
選択肢が無い上に、1日でも早く参加して貰う必要があった為、56歳の方に来て貰える様にお願いした。12月1日から来てくれるという事に安心したと同時に、毎日終電+土日も返上して仕事を進めるための資料を準備した。
『これで、何とか間に合う。』
そう思った自分を、殺してやりたい。
56歳の派遣、初日は普通の人だった。決まった時間に出社、開発環境に慣れる為に資料に目を通して貰い、とりあえず誰でも出来るであろうログイン周りの処理を任せた。
派遣の化けの皮、2日で剥がれる
派遣を雇って2日目、出社予定時刻になっても来ない。少し気になって部屋から出ると踊場で呑気に煙草を吹かしている。タイムカードを押さないとアナタの給料にも影響する事を伝えて仕事を初めて貰った。
お昼休み、規定の1時間を過ぎても戻って来ない。少し気になって部屋から出ると踊場で呑気に煙草を吹かしている。とりあえず何も言わずに私自身もトイレを済ませて部屋に戻るとスマホを弄っている派遣社員、少し様子を見ようと放置するも一向にスマホを離す事をしない。結果、お昼終わりから約20分に渡りスマホを満喫した後、思い出したかのように仕事を始めた。
肝心の仕事っぷりはというと、20~30分置きに同じ所の仕様を何度も確認してくる派遣社員。雇用2日目、私のストレスゲージは既に溢れかけて居た。それもその筈、彼は私の嫌いとする要素を全て兼ね備えていた。
話を被してくる人間が大嫌い
ネット上でも最後まで記事を読まずに記事最下部で説明している事をドヤってコメントしてくる人が居るが、それも同じ、仕事・私生活問わず、何かを説明している最中に話を被してくる人間が大嫌い。
返事は1回で良い
『ハイは、1回で良く無い?』
塾の講師時代に受け持った生徒でも居たが、『ハイ』は2回以上続けると受け手の心証が大きく変わる。『ハイハイ』と言われるとどこかたしなめられている様な、ちゃんと聞いて居ない様な、そんな心証を与える可能性がある言葉である。
よって、返事を何度も繰り返す人間が大嫌い。
解ったフリで乗り切ろうとするな
解ったフリをするのは一向に構わない、私だってフリをする事がある。しかしながら、解ったフリで乗り切ろうとするのであれば、解らなかった所を自分自身で解決する必要がある。
フリをフリのまま放置して置くから、結局何度も何度も同じ事を聞くハメになる。
よって、解ったフリをした後に解った状態にまで持っていかない人間が大嫌い。
ストレス限界の時
3日目の朝一、メール確認をしている時に事件は起きた。
昨日3回以上説明した後、結局解ったフリで済ませた所を派遣社員は再度質問。『どんな手でも無いよりマシ』と自分に言い聞かせて説明するも、『ハイハイハイハイハイハイハイハイ』
私はキレた。
サラリーマンになって7年以上も被り続けた猫のお面は、脆くも剥がれ落ちた。手を出して得する事は100%無いので、手が出る事は無いが溜まった鬱憤を全て吐き出した。
怒ると理詰めでしか物と言わないので、派遣社員は初め少しだけ頑張るも開始数分で黙り。黙りも許さないので更に問い詰めた。落ち着いてブログを書いている今なら『誰か止めに入れよ。』って思うけど、誰も話しに入って来られず(上司は2度目の参戦叶わず1度目で撃沈済み)、10分程度詰め将棋みたいな会話をして終了した。
家庭と仕事、ストレスを共有
『生産効率が下がる』から家庭で生まれるストレスは、仕事には持ち込まない。
『家族関係が崩れる』から仕事で生まれるストレスは、家庭には持ち込まない。
酒の席でも仕事の話はせず、吐き出す必要が出る程にストレスを溜め込む事が無かった7年間、結婚して子供が出来て、『育児に参加出来ない自分への言い聞かせなのか、妻への言い訳なのか、家庭内で仕事の話』をする様になった。
日が変わる頃まで仕事をする事で、日課としてきた息子をお風呂に入れるという行為すら出来ず、仕事を口にする度『家庭と仕事を混同』している自分に嫌気が差しながらも、1度始めた行為を辞める事は出来なくなり、遂にはストレスが爆発した。
あとがき
この記事は『決して、アナタは悪く無い』という優しい意見欲しさに書いた記事では無い。
家族を養い、自分自身の求める生活をしていく為に、生業となる仕事をこなす事は必要な物であるという事は揺るぎない事実として、『家族があるから、仕事をしている』という本来の方向性を見失っている自分への戒め。
家族があるから、仕事をしているだけ
仕事があるから、家族がある訳では無い
雇用契約の上で仕事を行い、給与を貰っている立場なので100%の自由がある訳では無いが、大切な事を見失わなう様な人間にはなりたくない。ならない。