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【プロ野球】星野副会長が由伸監督にエール 成功願ってあえてダメ出し2015年12月7日 紙面から
巨人の高橋由伸監督(40)が6日、楽天の星野仙一球団副会長(68)から強烈なエールを送られた。2人はこの日、東京都内のホテルで開かれた「東京六大学野球連盟結成90周年記念祝賀会」に出席。闘将からのダメ出し交じりの熱い激励に、高橋監督は来季への気持ちを新たにしていた。 口火を切ったのは星野副会長だった。東京六大学の各校OBが一人ずつ壇上に登ってのトークショー。高橋監督についての感想を聞かれると「これまでの仲間に命令口調でやるのはなかなか難しいと思うけど、まあ、しっかりやれ」。横に座る青年指揮官を励ました。 これを受けて、高橋監督が「何でもかんでも押しつけられるのは時代にあっていないのかなと思います。個性、意思を尊重しながら個性を生かしていくのが今はあっているのかな」という指導方針を披露。しかし、星野副会長はすぐさま異議。笑顔でマイクを持つと、明快なダメを出した。 「個性を尊重し若い選手の話を聞いてやってなんていうと失敗します」 手厳しいコメントは高橋監督の成功を願っての忠告だ。星野副会長は39歳の若さで中日の監督に就任。同じように青年監督として指揮を執ったのだが、最初から選手との間には明確な一線を引いたという。真意を十分に理解した高橋監督はこんな言葉を返していった。 「星野さんほどではないですが、厳しい部分も出していきたい」。会場を引き揚げる時にもキャンプでは冷徹な眼で選手を見る方針を示した。球界の大先輩から投げかけられた熱きエール。高橋監督は胸にしっかり刻んで、タクトを振るっていく。(川越亮太) PR情報
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