想田和弘監督の最新作「牡蠣工場」2月に公開
2015年12月6日 09:00
[映画.com ニュース] 東風は、台本やナレーション、BGMなどを排した「観察映画」を手掛ける想田和弘監督の最新作ドキュメンタリーを配給する。タイトルは「牡蠣工場」で、2月からシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開する。
舞台は牡蠣の名産地・岡山県の牛窓。東日本大震災で家業の牡蠣工場が壊滅的打撃を受け、宮城県南三陸町から移住してきた渡邊さんは、牛窓で工場を継ぐことになった。2人の労働者を初めて中国から迎えることを決心。だが、言葉が通じず生活習慣も異なる。隣の工場では早くも中国に帰る脱落者も。果たして牡蠣工場の運命は。第68回ロカルノ国際映画祭正式招待作品で、「珠玉の智慧に満ちた映画」「目から鱗の現代日本の姿」「想田監督の最高傑作」など、世界の批評家から絶賛された。
牡蠣工場という小宇宙に、グローバル化、少子高齢化、過疎化、第1次、第2次産業の苦境、労働問題、移民問題、震災の影響など、大きな問題を浮かびあがらせる。(文化通信)
映画.com×文化通信 映画・放送・音楽の総合専門誌「月刊文化通信ジャーナル」のご購入はこちらから
関連ニュース
- 【作品情報】「牡蠣工場」
- 【人物情報】想田和弘
- 体感型ドキュメンタリー「リヴァイアサン」ハーバード大感覚人類学研究所所属の監督2人が来日 (2014年7月23日)
- 「選挙」の想田和弘監督第2作「精神」がベルリン映画祭正式出品 (2008年12月15日)
- 坂本美雨、被災地の動物保護に尽力「新しく生まれる命がある」 (2011年7月12日)
- 第11回東京フィルメックスのラインナップが発表 有名監督の新作ズラリ (2010年9月16日)
- “ニセ安倍総理”福本ヒデ、渋谷で映画「選挙2」&参院選への投票を猛アピール (2013年7月9日)
レビュー利用規約に同意の上、コメント投稿する
関連DVD・ブルーレイ情報
| | |
| |
ニュースメール
前日に配信された全てのニュースヘッドラインを、一日一回メールでお知らせします。
Google FeedBurnerのサービスを利用しています。配信停止はメール最下部の「unsubscribe now」から行ってください。