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ロヒンギャの人たち 住民と初の交流会 群馬
12月7日 7時55分

ロヒンギャの人たち 住民と初の交流会 群馬
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ミャンマーで抑圧を受けているイスラム教徒のロヒンギャのうち群馬県館林市に住む人たちが6日夜初めて、地元の住民と交流する会を開きました。
ミャンマーでは、先月、総選挙が行われ、軍の影響力が強い現政権に替わって民主化勢力の主導する新政権が来年3月にも誕生する見通しですが、イスラム教徒のロヒンギャには国籍が与えられず、抑圧された状況が続いています。
群馬県館林市には日本国内に住むロヒンギャのうちおよそ9割の200人以上が暮らしていて、草の根での交流を図ろうと、6日夜初めて市内のモスクで地元の住民20人を招いた交流会が開かれました。
住民側はロヒンギャにあいさつのしかたを教えて、ごみの分別など地域のルールを守るよう呼びかけました。
一方、ロヒンギャからは館林で生まれ育った子どもを紹介したりして「日本でマナーを守って互いに気持ちよく暮らしたい」と伝えました。会では郷土料理がふるまわれ、会話をしながら食事を楽しんでいました。参加した地元の住民は「初めて接し、彼らの思いや考えが伝わってきた。仲よく暮らせるよう努めたい」と話していました。
ロヒンギャ側の代表のアウンティンさんは、「会を開けてうれしい。もっとロヒンギャのことを知ってもらえるようにしたい」と話していました。

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