米ミネアポリス連銀総裁、危機以降のFOMC批判-最後の講演で
2015/12/05 11:49 JST
(ブルームバーグ):米ミネアポリス連銀のコチャラコタ総裁は4日、任期中最後となる講演で2008年の金融危機以降の米金融当局の対応を批判した。
フィラデルフィアでの講演テキストによると、コチャラコタ総裁は金融危機以降のFOMCの政策選択について、「雇用と物価を数年にわたって不必要に低水準にとどめるようにつくられていた」と指摘した。他のFOMCメンバーが引き締めの準備を進める中で同総裁は今年、追加刺激策を求めてきた。
同総裁はFOMCが課せられた目標により早期に戻るためには今後、「インフレとGDPギャップに関するFOMCメンバーの最善の中期見通しにもっと対応した」戦略を採用するべきだと述べた。
コチャラコタ総裁は今月31日に退任する。15、16日の次回FOMCには参加しない。
原題:Kocherlakota Blames Fed for Slow Recovery in Blunt Parting Words(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Matthew Boesler mboesler1@bloomberg.net
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更新日時: 2015/12/05 11:49 JSTニュース一覧
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