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探査機あかつき 金星軌道再挑戦で“エンジン噴射”
12月7日 12時01分

探査機あかつき 金星軌道再挑戦で“エンジン噴射”
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5年前、メインエンジンのトラブルで金星を回る軌道に入ることに失敗した日本の探査機「あかつき」が、7日午前、残された小型のエンジンを使って再挑戦しました。JAXAは、予定どおり20分余りエンジンが噴射したとみられると発表しました。
「あかつき」が金星を回る軌道に入ることができたかどうか、成否の確認には2日間ほどかかる見通しです。
5年前、メインエンジンのトラブルで金星を回る軌道に入ることに失敗した日本の金星探査機「あかつき」は、7日午前8時51分から、残された小型のエンジンを使って再挑戦しました。
JAXAは、「あかつき」が金星の上空およそ500キロまで接近する際に、小型エンジン4基を20分余りにわたって進行方向に向かって噴射させ、スピードを落として金星を回る軌道に入れることを目指しました。
この再挑戦についてJAXAは、予定どおり20分余りエンジンが噴射したとみられると発表しました。ただ、詳しいデータがすぐには得られないため、金星を回る軌道に入ることができたかどうか、成否の確認には2日間ほどかかる見通しです。
「あかつき」はすでに設計寿命を超え、部品の劣化が進んでいるおそれもあり、難易度の高い挑戦となるなか復活がかなうか、注目が集まっています。

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