佐藤英法
2015年12月6日21時37分
なじみがない、サイズが小さいなどのせいで市場では商品価値が低い「雑魚(ざこ)」。魅力を伝え、もっと食べてもらおうと、愛媛県八幡浜(やわたはま)市の八幡浜商工会議所が、八幡浜港に水揚げされる魚100種以上から48種を選び、人気アイドルグループにならって「ZAKO(ザコ)48」として発表した。水産業の活性化で、まちおこしにもつなげたい考えだ。
事業名は「八幡浜雑魚出世街道プロジェクト」。八幡浜港はイカ類やタチウオ、アジなどの水揚げが多く、大半は京阪神など関西方面へ出荷される。昨年度から他県で雑魚の商品化ケースを視察するなどし、今年度に本格始動させた。
先月21日には関係者らを集め、八幡浜市内で雑魚の試食会を開いた。参加した市職員は「骨が多いなど手間がかかる魚もあるが、しっかり調理すればおいしくなる」と手応えを述べた。
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朝日新聞社会部
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