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「株価下落で損害」東芝の株主など提訴へ
12月7日 5時23分

「株価下落で損害」東芝の株主など提訴へ
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東芝の不正会計問題で株価が下落し損害を受けたとして、個人株主など50人が会社と旧経営陣に3億円余りの賠償を求める訴えを、7日、東京地方裁判所に起こします。
東芝は、経営トップをはじめ組織的に不正な会計処理を行っていたことが明らかになり、今年度の中間決算で6年ぶりに営業赤字に陥るなど業績が悪化しています。この問題を受けて個人株主や元株主50人が株価が下落し損害を受けたとして、東芝と旧経営陣5人に対し合わせて3億円余りの賠償を求める訴えを、7日、東京地方裁判所に起こします。
訴えによりますと、原告が東芝の株を購入した時の価格に比べ、問題の発覚後に売却した価格や今後予想される価格が低いとして、その差額を賠償するよう求めるということです。弁護団によりますと、今月中に大阪と福岡でも個人株主などが集団で会社側に賠償を求める訴えを起こすということです。
提訴について東芝は「訴状を受け取っていないのでコメントは差し控えます」としています。
一方、この問題で証券取引等監視委員会は、東芝に過去最高額となる74億円前後の課徴金の納付を命じるよう、7日にも金融庁に勧告する方針です。

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