【ソウル=小倉健太郎】米アップルとのスマートフォンを巡る特許訴訟で韓国サムスン電子は6日、5億4800万ドル(約675億円)の賠償金を支払うと明らかにした。だが、支払いは米国の訴訟制度に従うもので特許侵害を認めたわけではなく、訴訟は継続するとサムスンは説明している。今後の審理結果によって全部または一部の返還を受けるという。
アップルとサムスンの係争は2011年に始まった。米国の地裁陪審はサムスンに対し10億5100万ドルの支払いを命じる評決を出したが、その後の判決で減額された。14年に両社は米国以外での訴訟を互いに取り下げた。
アップル、サムスン電子、スマートフォン