記事詳細
中国、15年間で原発5倍に 2030年に110基稼働 建設の動き加速
中国の発電所建設大手、中国電力建設集団は、中国で稼働する原発が2030年までに110基へと増え、現在の5倍になるとの見通しを示した。4日付の中国英字紙、チャイナ・デーリーが伝えた。
中国では現在、22基の原発が稼働中で、26基が建設中。中国当局は11年の東京電力福島第1原発事故後、原発の新規建設承認を見送っていたが、今年3月に遼寧省大連で2基を承認した。
中国は気候変動問題や大気汚染の対策として、石炭を使った火力発電からクリーンエネルギーとされる原発への移行を進める方針。来年には、内陸部での原発建設も再開されるとの観測が強まっており、原発建設の動きを加速させている。(共同)