歴史勉強会、年内初会合へ
自民党の稲田朋美政調会長は3日の記者会見で、日本の近現代を検証する安倍晋三総裁(首相)の直属組織「歴史を学び未来を考える本部」(本部長・谷垣禎一幹事長)の初会合を年内に開くことを明らかにした。
議論の対象は明治憲法制定過程から現代まで。アドバイザーに歴史学者の山内昌之明治大特任教授、オブザーバーとして若手社会学者の古市憲寿氏を起用する。月1〜2回、テーマごとに有識者らを招いて勉強会を開催。本部長代理の稲田氏は「世界の中で日本がどういう歩みをしてきたかを勉強して未来に生かすことが、本当の意味での反省に重要だ」と意義を強調した。
同本部の設置を巡っては、「歴史修正主義」との批判が出ることを懸念し、穏健保守の代表格とみられている谷垣氏をトップに据えるなどした。