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温暖化防ぐ二酸化炭素の地中貯蔵技術を発表
12月2日 7時51分

温暖化防ぐ二酸化炭素の地中貯蔵技術を発表
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フランスのパリで開かれている国連の地球温暖化会議、COP21の会場で、発電所などから出た二酸化炭素を地中に閉じ込める技術を発表する会合が開かれ、今後、排出が増える発展途上国でも、この技術を導入することで地球温暖化防止に貢献できると報告されました。
イギリスの研究機関が1日、フランス・パリ近郊のCOP21の会場で開いた会合では、各国の研究者や電力会社の担当者が出席しました。
この中でカナダの電力会社の担当者が、アメリカとの国境近くで進めている火力発電所から出た二酸化炭素を地中に貯蔵する技術について発表し、排出される二酸化炭素のおよそ90%を貯蔵することができたことを強調しました。そのうえで、今後、排出が増える発展途上国でこの技術を導入することで、地球温暖化防止に貢献できるという意見が相次ぎました。
アフリカのリベリアの参加者は「自分の国にはない新しい技術で興味深く感じた」と話していました。会合を企画した研究機関のティム・ディクソンさんは「多くの途上国に二酸化炭素の貯蔵に適した地質がある。こうした地層は天然資源とも言え、途上国は可能性を秘めている」と話していました。

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