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ロシア トルコ農産物の輸入禁止へ 経済悪化の懸念
12月2日 10時35分

ロシア トルコ農産物の輸入禁止へ 経済悪化の懸念
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ロシアの爆撃機がトルコ軍に撃墜されたことを受けて、トルコに経済制裁を行うことを決めたロシア政府は、農産物の輸入を来月から禁止すると発表しましたが、物価の上昇によるロシア経済のさらなる悪化が懸念されています。
トルコとシリアの国境付近でロシアの爆撃機がトルコ軍に撃墜されたことを受けて、ロシア政府は1日、トルコに対する経済制裁の内容を政府のホームページ上で公表しました。
それによりますと、トルコ産のトマトやタマネギなどの野菜、オレンジなどの果物、それに冷凍の鶏肉など17品目の輸入を来月1日から禁止するとしています。しかし、ロシアが輸入する野菜の19.5%、また果物の14.5%をトルコ産が占めているとみられているだけに、品薄となって物価が上昇すれば、原油価格の下落などで落ち込んでいる経済がさらに悪化することが懸念されています。
また、黒海の海底を経由してトルコに向かうガスパイプラインと、トルコ南部での原子力発電所の建設計画について、ウリュカエフ経済発展相は1日、「経済制裁によって計画が自動的に凍結されるわけではなく、事業主体が決定する」と述べましたが、ロシアの複数の通信社は、情報筋の話しとして「交渉は停止される」と伝えていて、両国間の大型プロジェクトにまで影響が波及するおそれも出ています。

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