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マネタリーベース残高 1年4か月ぶり減少
12月2日 10時41分

日銀が大規模な金融緩和で増やす目標にしている、世の中に出回るお金の量「マネタリーベース」の先月末時点の残高は、343兆円余りで、1年4か月ぶりに前の月より減少しました。
マネタリーベースは、世の中に出回る紙幣や硬貨、それに民間の金融機関が日銀に預けている資金である「当座預金」の残高を合わせたもので、日銀は大規模な金融緩和で市場に供給する資金の目標にしています。
日銀の発表によりますと、先月末時点のマネタリーベースの残高はおよそ343兆6000億円で、前の月と比べておよそ7500億円減少しました。
日銀は2%の物価上昇率を達成するとして、マネタリーベースを年間およそ80兆円増やす方針を掲げ、国債などの金融資産を買い入れて市場に大量の資金を供給していますが、マネタリーベースの月末の残高が前の月より減少するのは、去年7月以来、1年4か月ぶりです。
これについて日銀は「金融機関が日銀に預ける当座預金の残高がおよそ1兆3000億円減少したことが主な要因で、一時的な減少であり、資金供給が増える傾向に変わりはない」としています。

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